【ダイヤモンドS・敗者の弁】メイショウテンゲンは悔しい鼻差2着 オセアグレイトが3着に続く

スポーツ報知
最低人気のミライヘノツバサ(右)がメイショウテンゲンとの追い比べを制す(カメラ・高橋 由二)

◆第70回ダイヤモンドS・G3(2月22日、東京・芝3400メートル、良)

 長距離のハンデ重賞は16頭によって争われ、最低人気でハンデ54キロのミライヘノツバサ(牡7歳、美浦・伊藤大士厩舎、木幡巧也騎手騎乗、父ドリームジャーニー)が、3番人気でハンデ55キロのメイショウテンゲン(牡4歳、栗東・池添兼雄厩舎、池添謙一騎手騎乗、父ディープインパクト)との、写真判定に持ち込まれたゴール前の激しいたたき合いを鼻差で制し、重賞初制覇を飾った。勝ち時計は3分31秒2。

 5馬身離れた3着争いも写真判定に。2番人気でハンデ54キロのオセアグレイト(野中悠太郎騎手)が、4番人気でハンデ54キロのレノヴァールを鼻差で抑え、3着だった。1番人気のタガノディアマンテは7着に敗れた。

 単勝3万2550円をつけた最低16番人気ミライヘノツバサが勝ち、3連単は355万5600円の大波乱となった。

 池添騎手(メイショウテンゲン=2着)「自分のリズムでしっかり折り合いがつき、流れに乗れた。勝負どころからしっかり脚を使えたし、よく頑張った。力を付けている。ただ、最後は寄って来られた。1着なら分かるが、なんで審議にならなかったのか」

 野中騎手(オセアグレイト=3着)「ポンと出られて、イメージ通りの競馬ができた。最初のゴール前で少し力んだけど、その後は落ち着いて走ってくれた。スパッと前をかわしたけど、最後は後ろでじっとしている馬にやられてしまった」

 高野調教師(レノヴァール=4着)「芝のこの条件がベスト。最後までしっかり頑張った。馬の力は出し切れたと思う。ただ、ゴール前でカットされた。それがなければ3着はあったと思う」

 中谷騎手(タイセイトレイル=5着)「前の位置が取りたかったが、最近は出ていかない。しかし、結果的にはペースが速くなったからよかった。4角でこれはと思ったが、上位とは切れ味の差。今後の課題かな」

 江田照騎手(ステイブラビッシモ=6着)「手応えもよく、いい感じで走れた。よく頑張っている」

 川田騎手(タガノディアマンテ=7着)「左回りは調教再審査を受けたように、やっぱり右へ逃避してしまう。それが全て」

 石橋騎手(サトノティターン=8着)「雰囲気は良かったし、芝も悪くない。じっと我慢して大事に乗った。一瞬、グッと来るところはあったが、最後で失速してしまった。斤量(57キロ)を背負っていたしね」

 Mデムーロ騎手(ヴァントシルム=9着)「一生懸命走っている。いい感じで最後の直線に向いたが、急に止まってしまった」

 内田騎手(ウインテンダネス=10着)「障害練習の効果か、折り合いがつくようになった。ただ、この距離は長かった」

 丸山騎手(ロサグラウカ=12着)「さすがに距離が長かった」

 フォーリー騎手(リッジマン=13着)「リラックスして走れたが、身体的なものか、動き切れなかった。最後の4ハロンでバテ気味になってしまった」

 田辺騎手(アドマイヤジャスタ=14着)「馬の感じは悪くなかったけど、距離が長かったかな」

 津村騎手(ダノンキングダム=15着)「距離が長かった」

 ミナリク騎手(バレリオ=16着)「スタート直後は折り合いがついたが、途中からテンションが上がり、引っかかってしまった。それが全て」

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