【札幌】ペトロヴィッチ監督、開幕初白星つかむ「3年目の私はいい結果を出せる」

練習を終えて引き揚げる札幌のペトロヴィッチ監督(カメラ・砂田 秀人)
練習を終えて引き揚げる札幌のペトロヴィッチ監督(カメラ・砂田 秀人)

 J1北海道コンサドーレ札幌のミハイロ・ペトロヴィッチ監督(62)が21日、初の開幕戦勝利を視界に入れた。札幌は22日、リーグ開幕のアウェー・柏戦に臨む。3年目の指揮を執るペトロヴィッチ監督は、過去2年とも完封負けと白星発進を逃しているが、今季初の公式戦、ルヴァン杯・鳥栖戦(16日)は3―0で勝利した。手応えを胸にきょう、クラブにとっても5年ぶりの開幕白星をつかみ取る。

 穏やかに、時折笑みも浮かべながら、ペトロヴィッチ監督が言葉を並べた。札幌で3度目となる開幕戦。これまで勝利のない過去を払拭する自信が、表情にあふれた。「クラブとしても開幕は勝てていないが、3年目の私はいい結果を出せると前向きに考えている」。積み重ねてきた成果を発揮し、札幌にとっても5年ぶりの白星発進を飾る。

 1つの結果が、手応えの根底にある。今季初戦のルヴァン杯で鳥栖に完封勝ち。試合直後こそ「内容には問題があった」と口にしたが、21日、その真意を明かした。「3―0で勝って不満があると言ったのは、選手の力を信じていることの表れ。もっとできるだろうという意味の逆説的な誉め言葉でもあった」。

 鳥栖戦では、昨季の攻撃の主力・アンデルソンロペスとルーカスフェルナンデスをベンチ外とした。「日本人との明確な力の差を見せないと使わない」。厳しい言葉で発奮を促された2人は、試合後の練習で好状態を維持し、柏戦のメンバー入りを勝ち取った。就任当初から使い続けるミシャ(監督の愛称)流のアメとムチ。反骨心をピッチで発揮してくれると期待し、戦況を見つめていく。

 広島、浦和と指揮した時も、ペトロヴィッチ監督は3年目に結果を残してきた。広島では08年にJ2で勝ち点100を挙げ優勝し、再昇格。14年の浦和では前年6位から2位へ引き上げた。昨季から選手をほとんど変えなかったのも、自身のスタイルをより浸透させるため。昨季10位からの巻き返しへ、キャンプから体制を整えてきた。「J1は力が拮抗した難しいリーグだが、積み上げてきたものをしっかり出して、目の前の1試合1試合に集中して戦うことが最も大事になる」。今年も信念にぶれはない。蓄積を形とし、ミシャが最高の結果へ導く。(砂田 秀人)

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