【増田明美の目】最後の1枠かけ演出でも盛り上げて…名古屋女子マラソン一般ランナー中止

 名古屋ウィメンズマラソン(3月8日・ナゴヤドーム発着)が、新型コロナウイルスの感染拡大を考慮し、一般ランナー抜きで行われることが20日、決まった。大会主催者が発表した。代替措置として、専用のスマートフォンアプリを利用した「オンライン ウィメンズマラソン」を実施し、完走者には完走賞を発送する。東京五輪女子代表の最終選考レースとなるエリートの部は予定通り開催。16年リオ五輪代表の福士加代子(37)=ワコール=らがエントリーしている。

 名古屋ウィメンズは、お祭り的な華やぎがある特別な大会です。たくさんの女性市民ランナーを引き連れて走ったり、折り返しですれ違う際にエールを送られたりすることで、選手の緊張感を和らげる効果もあると思います。ただ、今回は一般参加者抜きで五輪の最後の1枠を争うということもあり、本当にピリピリしたレースになってしまうでしょうね。

 これまでは人で華やいできた大会。演出面で、どうにか選手の心をほぐす努力をしてほしいです。今回は人が少なくて寂しいから、例えばお花をたくさん飾り付けるのはどうでしょう。発着点のナゴヤドームを、春のお花でいっぱいにして。植物を見れば、誰でも心は和みますよね。アナウンスで盛り上げるのもいいでしょう。選手が伸び伸び走り、真に強い人が五輪切符を手にしてくれればと思います。

 念には念を、ということで、今回の名古屋の一般参加中止も十分理解できる対応です。ただ、東京マラソンの決定以降、ドミノ倒しのように各地の大会が中止になっているのは気になりますね。とにかく、一日も早い事態の収束を願うばかりです。(84年ロス五輪代表、スポーツジャーナリスト)

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