名古屋ウィメンズマラソン、東京に続き一般ランナー中止…代替措置としてオンライン大会実施

 名古屋ウィメンズマラソン(3月8日・ナゴヤドーム発着)が、新型コロナウイルスの感染拡大を考慮し、一般ランナー抜きで行われることが20日、決まった。大会主催者が発表した。代替措置として、専用のスマートフォンアプリを利用した「オンライン ウィメンズマラソン」を実施し、完走者には完走賞を発送する。東京五輪女子代表の最終選考レースとなるエリートの部は予定通り開催。16年リオ五輪代表の福士加代子(37)=ワコール=らがエントリーしている。

 規模を縮小して開催される東京マラソンに続き、女子の名古屋も異例の形での開催が決まった。新型コロナウイルスの影響が各方面に広がる中、大会主催者は公式HP上で「本大会においては、ランナー及び来場者が密集する機会も多く、皆さまにご安心して大会に参加いただくことは困難であるという結論にいたりました」と説明。東京と同様、五輪選考会のエリートの部のみを120人程度の参加で実施することを決めた。

 名古屋ウィメンズは世界最大の女子マラソンとしてギネス世界記録にも認定され、今年も約2万2000人が出走する予定だった。中止に伴う参加料(一般=1万3850円)の返金は行わず、21年大会の出走権も与えられない。ただ、大会側は代替案として、専用のスマホアプリを利用したオンライン上でのマラソン開催を表明。完走者には「ティファニー」製の大会記念ペンダントなど完走賞を送り、完走証も発行する。

 オンライン上での“仮想マラソン大会”は、携帯するスマホのGPS機能による距離測定により、42・195キロを走ることで、完走とみなされる。時や場所を選ばず、世界中のどこでも参加できるため、人の密集による感染拡大が避けられるメリットがある。既存のランニングアプリを活用する方針で、開催期間やルールなど詳細は3月2日までに決めて周知する。大会関係者は「走りきる感動を味わってもらった上で、名古屋ならではのティファニーの完走賞をお送りしたい」と、オンラインマラソン実施に込めた思いを明かした。

 名古屋と同日には、男子の五輪マラソン代表最終選考会、びわ湖毎日(大津市皇子山陸上競技場発着)が予定される。同大会は参加基準がフルマラソン2時間30分以内などと厳しく、一般ランナーを含めても400人規模。現時点では注意喚起にとどめ、予定通り開催される見通しだ。

 ◆スマートフォンのランニングアプリ 走る際にスマホを身につけ、内蔵のGPS機能を利用して走行距離やタイムなどを計測して記録できる。地図データと重ね合わせ、自分の走ったコースをマップ上で記録しておくこともできる。GPS機能付きの腕時計とアプリを連携させることで、スマホそのものを携帯して走らなくてもデータを残せる「Garmin(ガーミン)」なども人気となっている。

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