青梅路で始まり青梅路に学ぶ東京富士大卓球部の“伝統”

青梅マラソンに出場した東京富士大の卓球部員
青梅マラソンに出場した東京富士大の卓球部員

 16日に行われた青梅マラソンに、東京富士大の卓球部員が出場した。2004年アテネ五輪で日本代表女子を率いた同部の西村卓二監督(72)の発案で、2005年大会から青梅路を走っている。

 西村監督ら部員は10キロの部に出場。冷たい雨が降りしきる中でのレースとなったが、どの顔にも充実感が漂っていた。「終わった後の(学生との)会食が目的なんです」と西村監督は笑みを浮かべた。「卓球に生かせるものがあれば、と。いろいろな競技から学ぼうと思って出るようになりました」と出場するようになった理由を説明した。

 青梅に始まって青梅で4年間の部活動を終えるのが、同部の“伝統”になっている。入部予定の高校3年時から大学4年までの5度、出場する。「青梅で1年が始まって、1年が終わる」と今季の主将を務めていた小村歩未さん(4年)。練習でのランニングは平地を3キロほどか40分~50分ほどだが、アップダウンが激しい青梅のコースは相当にきつい。加えて、この日は雨中のレースとなったが、悪条件をもろともせずに小村さんは学生最後のゴールを目指した。「走っていると苦しいところも出てきますけれど、周囲の声援で乗り越えられます」。沿道の温かい応援も力にして、走りきった。

 試合で力になるのがチームメートの声による励まし。その大切さを青梅で実感している。「負けている場面でも、チームの応援があって乗り越えられるのと一緒です」と小村さん。西村監督も「応援をいただいて限界を乗り越えることができるし、みんなで走るとチームにとっても自信になります」と効果を口にした。現役だけではなくOGも出場。今回も古川聖奈さん(25)ら数人が走った。「自然の中を走るのはすがすがしいです。学生の時はタイムを意識しましたが、今は楽しんで走っています」と、青梅の魅力にすっかり取り付かれている。

 昨年度の関東学生リーグ(1部8チーム)は春が4位、秋が5位。新主将の前田早貴さん(3年)は「昨年はいい成績を残せなかったので、チーム力で戦っていきたいです。青梅に始まり青梅で終わる伝統を引き継いでいきたい」。青梅路で得たものを、これからもしっかりと生かしていく。(記者コラム・秋本 正己)

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