石堂陽奈、第3走コーナーはまかせろ…女子400mリレー代表入りへ本格始動

ミニハードルを使った冬季練習に励む石堂
ミニハードルを使った冬季練習に励む石堂

 昨年の高校総体の陸上女子200メートル王者・石堂陽奈(17)=立命館慶祥高2年=が、東京五輪シーズンへ本格始動する。20日からナショナルトレーニングセンター(NTC、東京)で4日間の単独合宿を行う。石堂は東京五輪出場を目指す陸上女子400メートルリレーの日本代表候補だ。得意のコーナーワークを生かし、第3走での代表入りを狙っている。

 石堂は東京五輪出場権獲得を目指す、女子リレープロジェクト第2期メンバー(400メートルリレーは8人)だ。NTCの個別使用も許可されている。今回は3月の全体合宿に先立ち、立命館慶祥・日裏徹也監督(38)も同行し、ダッシュの反復などを行う予定だ。今季初戦は、リレー代表選考レースの織田記念(4月29日、広島)100メートル。冬場は廊下など校内練習主体だが、NTCでは大会と同じようなタータントラック(ゴム製)で走ることができる。「少しでも早くスパイクをはき、タータントラックの感触をつかみ、万全の状態で開幕戦に臨みたい」と話す。チームではコーナーを走る第3走者を希望する。高校1年の全国総体400メートルリレーでも3走で初Vに貢献。「元々コーナーは得意。他に希望者が少ないし、直線と変わらない加速で五輪出場権獲得に貢献したい」と目を輝かせた。日裏監督も「石堂の重心のぶれないコーナーワークは、天性のもの。大きな武器になると思う」と話す。

 昨夏の高校総体は200メートルを23秒67の道高校新で初V、100メートルも優勝した御家瀬(みかせ)緑(恵庭北高3年)に続き2位(11秒56)。この冬場はスタートを強化。「力を使わず、楽に飛び出すイメージ」を練習で反復してきた。

 御家瀬もリレー代表候補入りし、情報交換も行っている。石堂は「一緒に東京五輪に出場したい。今年は、御家瀬さんが果たせなかった高校日本記録(11秒43)更新を実現、100メートル11秒3台、200メートル23秒3台を目標に高校総体で両種目2冠も取りたい」と、飛躍を誓った。(小林 聖孝)

 ◆石堂 陽奈(いしどう・ひな) 2002年4月15日、八雲町生まれ。17歳。陸上は八雲小3年から。6年生の時、走り幅跳びで全国大会優勝。八雲中3年の全国中学100メートル優勝(12秒05)、走り幅跳び5位。高校2年の全道高校200メートル優勝。自己ベストは100メートル11秒56、200メートル23秒67。家族は両親と姉。血液型AB。164センチ、54キロ。

 ◆女子400リレー東京五輪出場への道

 東京五輪出場枠は16チーム。昨年ドーハ世界陸上決勝進出8チームはすでに出場権を獲得している。その8チームを除いた、6月29日時点での世界ランキング8位以内に出場権が与えられる。日本代表候補は石堂、御家瀬、土井杏南(JAL)ら8人。織田記念(4月29日、広島)100メートル、静岡国際(5月2日、静岡)200メートルの成績で選手選考。そのメンバーで5月に行われる東京五輪テストイベント、セイコーゴールデングランプリ東京に出場、日本記録(43秒39)を更新しての出場権獲得を目指す。出場が決まれば、日本は12年ロンドン以来、2大会ぶりの参戦となる。

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