日本高野連は19日、大阪市内で理事会を開き、U18日本代表の監督に明徳義塾(高知)の馬淵史郎監督(64)が就任すると発表した。現役の監督が高校日本代表を率いるのは、2015年の大阪桐蔭・西谷浩一監督以来となる。馬淵監督は「日本代表監督の指名を受け、身の引き締まる思いです。代表チームの誇りを持ち、闘志を前面に出し、目標に向かって挑戦していきます。国際大会を勝ち抜くことは容易ではないですが、全国の高校野球関係者の代表として、プレーだけでなく、代表としてのマナーなども恥ずかしくないチームでありたいと思っています。高校球児を目指す子供たちに夢を持ってもらえるような戦いを目指していきます」と、コメントした。
ヘッドコーチは花咲徳栄(埼玉)の岩井隆監督(50)、コーチは智弁学園の小坂将商監督(42)と沖縄尚学の比嘉公也監督(38)で、いずれも甲子園優勝監督という首脳陣となった。
馬淵監督は、甲子園歴代4位タイの通算51勝を誇る名将。1992年夏の甲子園2回戦では、星稜(石川)の松井秀喜を5打席連続敬遠して3―2で破り、2002年夏の甲子園で初優勝した。
今年は台湾でU18アジア選手権、来年は米国でU18W杯が開催される予定。日本は2016年を含めてアジア選手権で5度優勝しているが、U18W杯で世界一は達成していない。