井上大仁「誰が生き残るか」 高速レースの東京マラソンで海外勢と真っ向勝負

リラックスした表情を見せる井上大仁
リラックスした表情を見せる井上大仁

 男子マラソン日本歴代5位の井上大仁(27)=MHPS=が19日、長崎市内で取材に応じた。残り1枠となった東京五輪代表切符をかけて戦う3月1日の東京マラソンに向けて「五輪代表を狙うというよりは、海外勢と勝負して、できる限りの力を発揮したい。日本記録やそれ以上のレベルの走りをして、優勝争いに絡みたい」と意気込んだ。

 今年に入ってからは元日のニューイヤー駅伝で、4区で区間新をマーク。その後、約3週間のニュージーランド合宿でも質の高い練習を消化するなど、調整は順調に進んでいる。「スピードについてはニューイヤー駅伝で、ある程度ベースが上がっていることを実感できた。タイムを追うというより、感覚を大事に、いい練習が積めている」。帰国後の40キロ走も予定通りに走れた。

 日本記録保持者の大迫傑(28)=ナイキ=や前日本記録保持者の設楽悠太(28)=ホンダ=らライバルがひしめく大一番だが、「それよりもケニアやエチオピアといった海外勢とどれだけ戦えるか。誰が生き残れるかの高速レースになる」。日本記録ではなく、2時間3分切りを目指すペースメーカーとともに先頭集団でレースを進めるつもりだ。

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて、大会を主催する東京マラソン財団は17日に一般ランナー3万8000人の出場取りやめを決定。各部門のエリート登録選手約300人規模のレースとして実施されることについて「すごく大変なことになっていると感じる。楽しみにしていた人もいる中で、(レースに)出してもらう。そこはきちんと受け止めて走らないといけない」と大勢のランナーの思いも背負って走る。対策については、手洗いとうがいなどに加え、出社せずに寮での合宿という形でトレーニングに専念する徹底ぶり。「あとは、病は気からと言いますから、気持ちを強く持つこと。メンタルを下げないようにしないと。体調を崩して、そこでがっかりされないように」と話した。

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