【五輪の花】勝利の女神は爪に宿る 野口啓代ら女性アスリートのネイルへのこだわり

ネイルクイーンに輝いた野口啓代
ネイルクイーンに輝いた野口啓代

 女性アスリートを取材すると、爪に目がいく。毎回同じ色の選手もいれば、毎回違った柄を入れるなど凝ったデザインの選手もいる。ネイルにこだわりを持つ女性アスリートは多い。だが、それぞれ爪を塗る理由が違うから面白い。

 スポーツクライミングで東京五輪代表に決定している野口啓代(30)=TEAM au=は、大会の日の朝に勝負カラー・赤のネイルを塗るのがルーチン。験担ぎで、19年世界選手権で複合銀メダルを獲得した試合もバッチリ塗っていた。「なくてはならないラッキーアイテム、お守りです。五輪もこの赤色で登りたい」と、赤色ネイルで気合を注入する。

 新体操の日本代表「フェアリージャパンPOLA」は、年の半分を過ごしている合宿地のロシアのコーチに、爪の先から美しさを意識するようにと指導を受け、ネイルをする選手も多いという。12年ロンドン五輪、16年リオ五輪代表の松原梨恵(26)は「ジェルネイルとかしたり、みんなオシャレです」と、日常から爪の先まで“美”を意識する。

 そしてトランポリン女子で史上初の世界選手権金メダルを獲得した森ひかるは趣味がネイル。「他の人よりも楽しい生活は送れないというか、トランポリンを一番に考えないといけない。他の遊びやいろんなことができない分、(オシャレ)できるところではやりたい」と、実家のある東京と、練習拠点の金沢にそれぞれ行きつけがあり、デザインもその時々でこだわっている。19年世界選手権の時は、レオタードに合わせた歌舞伎のデザイン。「やっぱり爪を見ると元気が出る」。東京五輪もレオタードに合わせていく予定だという。

 「神は細部に宿る」という。細部にまで意識を置き、こだわり抜いたアスリートに勝利の女神は振り向くかもしれない。(小林 玲花)

 ◆小林 玲花(こばやし・れいか)サッカー「ドーハの悲劇」と同じ1993年10月28日、福井市生まれ。26歳。小3~高3までバスケットボール部。16年入社。バスケ、体操、スポーツクライミングなどを担当。

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