【巨人】新外国人ビエイラ、衝撃の158キロ実戦デビューも「まだまだ課題がたくさん」

実戦デビューとなったビエイラは、剛速球を披露して1回を無失点に抑えた(カメラ・関口 俊明)
実戦デビューとなったビエイラは、剛速球を披露して1回を無失点に抑えた(カメラ・関口 俊明)

◆練習試合 巨人4―3ロッテ(18日・那覇)

 巨人の新外国人、チアゴ・ビエイラ投手(27)が18日、衝撃の実戦デビューを飾った。ロッテとの練習試合(那覇)で7回から登板して1回無安打無失点。最速167キロ右腕は、この時期としては異例の158キロを計測。課題の制球も安定して“日本式”の投球術も披露した。また「4番・三塁」の岡本和真内野手(23)は2打数2安打で、今キャンプの実戦成績は10打数6安打、打率6割となった。

 ネット裏に衝撃が走った。ビエイラが初実戦であいさつ代わりの剛速球を投げ込んだ。7回2死、香月への5球目。高めに外れた直球は球団スピードガンでこの日最速の「158」と出た。球場内は表示なしも、季節外れの数字で球団スタッフを驚かせた。「まだまだ課題がたくさんあります」と全く満足しない姿に、さらなる進化を予感させた。

 走者なしでもセットポジションで、左足を少しだけ上げるフォームが基本。それを1球だけ変えたのが1死から藤原への5球目。左足をゆっくり高く上げ、タイミングを合わせにくくして157キロの直球で空振り三振を奪った。「打者のリズムを崩そうと思った」と狙い通り。故郷ブラジルで過ごした少年時代、日本の野球を経験したことのあるコーチに教わった必殺技を披露して器用さも見せた。

 宮崎キャンプのフリー打撃登板では、25球中20球がボール球など制球が不安定だった。それでも「練習してあとは神様に任せるのです」と下を向かず技術面の修正に取り組んだ。「ビデオやデータを使って勉強しています」と熱心に研究。この日は四球を1つ出したものの、全17球中10球がストライクと安定した。スライダー、カットボールも捕手の小林の要求通り制球。けん制球やクイックにも一生懸命さが表れていた。

 モットーは「郷に入れば郷に従え」。日本食を好みすしが大好物。宮崎では宮崎牛を堪能した。沖縄移動初日にゴーヤに初挑戦して「オイシイ」と大満足。「タッパヤキ、グッド」と鉄板焼きに行ったことを懸命に説明するナイスガイだ。同じブラジル出身で元巨人投手の金伏ウーゴ通訳と日本語を猛勉強。「オハヨウ、ゲンキデス、ゲンキデスカー」と順調に覚えている。

 降板後、ベンチで自ら歩み寄ってグータッチで祝福した原監督は「実戦向きなのかも」と高評価。宮本投手チーフコーチも「今158キロ。(自己最速)167は(日本でも)出る気がします」と大谷翔平(現エンゼルス)が持つ国内最速165キロ更新を期待した。

 中継ぎとして期待される助っ人は「球速でなく強い気持ち、それだけを持ってマウンドに上がります」と強調。グラウンド内外で日本に適応し、満点デビューを飾った。(片岡 優帆)

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