【巨人】二塁大本命の尚輝、3安打猛打賞…走攻守で見せた「どんどんアピールする」

5回1死一塁、山本の右前打で三塁に滑り込む一塁走者・吉川尚(カメラ・関口 俊明)
5回1死一塁、山本の右前打で三塁に滑り込む一塁走者・吉川尚(カメラ・関口 俊明)
3回2死満塁、福田光の二塁ゴロを好捕し、振り向きざまに一塁送球する吉川尚(連続合成写真)
3回2死満塁、福田光の二塁ゴロを好捕し、振り向きざまに一塁送球する吉川尚(連続合成写真)

◆練習試合 巨人4―3ロッテ(18日・セルラー那覇)

 巨人の吉川尚輝内野手(25)が18日、ロッテとの練習試合(那覇)で走攻守で輝きを放った。「1番・二塁」でスタメン出場し、打撃では猛打賞。守備では、抜ければ1点という一、二塁間の深いゴロを好守。武器の足でも好走塁を見せ、二塁手争いの本命に名乗りを上げた。吉川尚に負けじと、同期入団で同学年の畠は2番手で3回無失点6Kの好投。94年度生まれのコンビが躍動した。 吉川尚の放ったゴロが快音とともに一、二塁間をきれいに破った。この日3安打目となる貴重な同点打に「積極的にいけたのが結果につながった」。1点を追う6回1死満塁。大型右腕・アコスタから右前適時打を放った。ここで代走が送られお役ご免。大活躍の背番号29をナインが笑顔で出迎えた。

 立ち上がりからエンジン全開だった。初回先頭で右前安打。勢いに乗ると、5回1死では中前安打。猛打賞と大暴れだが「振れてきてはいるけど、たまたまだと思うので」と慢心はない。

 自慢の足でも見せた。5回に出塁すると続く山本の右前安打で一度は二塁で止まるかと思いきや、一気にギアを上げ三塁へ到達。強弱をつけた走塁に、元木ヘッドコーチも「さすがだよね。センスがある。ちょっと止まるふりして、ライトの動きを見て行ったからね」と絶賛。「僕のアピールポイント」という守備でも3回2死満塁のピンチで好守。福田光の放った一、二塁間を破りそうな深いゴロを走りながら左手を目いっぱい伸ばし捕球。回転しながら一塁へ送球し「打球にしっかり追いつけてその後うまく投げられた」。抜ければ1点、をファインプレーで救った。

 昨季は開幕スタメンから11試合連続「1番・二塁」で出場。打率3割9分と打ちまくったが開幕直後に腰痛で長期離脱し1軍に戻ることはなかった。この悔しい離脱を繰り返さないために、自身も球団も動いた。

 球団では“尚輝頑丈化計画”が進められた。球団内のあらゆる分野のスタッフらで「尚輝の体をどう強くするか」と話し合った。中でも食事面には注力した。球団付きの管理栄養士・斉藤裕子さんからは「魚と野菜とキノコ」を多く摂取することを勧められた。ビタミンDが多く含まれ骨を強くするカルシウムの吸収力を高めるメリットがあるという。魚には炎症を和らげる効果もある。

 苦手も克服した。球団に呼応するように吉川尚は「食事には気をつけるようにした」と嫌いだった魚料理にも挑戦した。それを日々、こっそり観察していた斉藤さんも「前は食べてなかったように見えたけど今は野菜も魚も食べるようになった」と親心のように喜んだ。ウェートトレーニングにも励み弱い体とはおさらばした。

 若林、山本らライバルたちも負けじと食らいつき、二塁手争いはさらに激化した。「まだ始まったばかり。どんどんアピールしないといけない立場」と尚輝。もちろん誰にも、譲る気はない。(小林 圭太)

5回1死一塁、山本の右前打で三塁に滑り込む一塁走者・吉川尚(カメラ・関口 俊明)
3回2死満塁、福田光の二塁ゴロを好捕し、振り向きざまに一塁送球する吉川尚(連続合成写真)
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