【Jの五輪代表候補】浦和DF橋岡大樹の武器、足がつっても走る「それが普通」

スポーツ報知
橋岡大樹

 Jリーグは21日に28年目のシーズンが開幕する。スポーツ報知では東京五輪代表候補の注目選手をピックアップし、一芸に秀でた「武器」を解説する。

 浦和DF橋岡はU―23アジア選手権(タイ)で、フィールド選手で唯一、3試合フル出場した。右ウィングバック、センターバック(CB)をこなし「五輪へすごく良いアピールができた」。アジアで未勝利に終わったが、「必ず金メダルを取る」と目標を口に出し、自身に重圧をかける。

 右サイドでアップダウンを繰り返す世代屈指の運動量が持ち味だ。父・和正さんは大宮東高時代にドラフト候補だった野球選手で、母・深雪さんは短距離選手というアスリート一家。幼少の頃は3歳上の兄・和樹(22、新潟シンガポール)の背中を追い、自宅から数キロ離れた公園まで走っては何度も迷子になった。小4時、さいたま市の体育大会で100メートル走を14秒58の大会新記録で優勝するなどスピードも兼ね備える。

 小学生時代はFWで得点を量産。体格に恵まれ小6で身長170センチに達した。対人の強さを買われ、浦和の下部組織時代は中2でサイドバック、CBを務めて全国制覇を経験。ユース時代から指導を受ける大槻毅監督(47)から「足がつっても走れる」と称賛されるが、本人は「普通だと思ってた」と笑うほど走った。

 中3でユース、高3でトップチーム、世代別代表でも常に飛び級。2~3世代上の選手にもまれ、頑丈なフィジカルと競り合いの強さを培った。先輩に「おまえ下手くそだな」と批判されても「何年か後に絶対、俺の方が上に立てる自信がある」と言える強心臓も売りだ。

 今季開幕前、髪をレッズカラーの赤に染めた。「浦和を背負っていけるような男になりたい」。チームと代表を背負う覚悟は十分だ。(星野 浩司)

 ◆橋岡 大樹(はしおか・だいき)1999年5月17日、浦和市(現さいたま市)生まれ。20歳。浦和の下部組織を経て2018年にトップ昇格し、1年目からリーグ戦25試合に出場。世代別代表に常時招集され、昨年12月の東アジアE―1選手権でA代表デビュー。国際Aマッチ2試合0得点。J1通算43試合3得点。いとこの橋岡優輝は走り幅跳びの東京五輪代表候補、叔父・橋岡利行さんは棒高跳びの元日本記録保持者。182センチ、73キロ。利き足は右。

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