宝塚歌劇雪組・望海風斗が退団会見「すごく早い“退団ブルー”が訪れて…」

退団会見を開いた宝塚歌劇雪組トップスター・望海風斗
退団会見を開いた宝塚歌劇雪組トップスター・望海風斗
退団会見を開いた宝塚歌劇雪組トップスター・望海風斗
退団会見を開いた宝塚歌劇雪組トップスター・望海風斗

 10月11日付で宝塚歌劇を退団することが決まった雪組トップスター・望海風斗(のぞみ・ふうと)が18日、大阪市内で退団会見に臨んだ。「男役が本当に大好きで、宝塚の舞台に立っている時間が人生の中で一番幸せ。決断は勇気がいりましたが、最後まで男役を楽しんでいる姿をお届けしたい」と、あいさつした。

 2003年の入団から17年半、トップ就任からは3年3か月での卒業となる。トップになると同時にゴールが想定されるのが定めの世界。「2020年を一つの区切りにと思っていました」といい、昨年5月の「壬生義士伝」の宝塚大劇場公演の稽古中に「組の仲間のキラキラした姿に尊さを感じて、心が震えた。涙がツーッと出た。そういうことなのかなと思った」と、後進に道を譲る決意を固めたという。

 組子に退団を伝えたのは「ワンス アポン ア タイム イン アメリカ」の東京宝塚劇場公演(21日開幕)に向けた16日の稽古の後。「(みんなは)覚悟はしていて『いつ告げられるんだろう』という状態だったみたい。すごく早い“退団ブルー”が訪れて、伝えるまでの数日がつらかった。伝えるとカウントダウンが始まってしまうなと。みんなの顔が見られなくて、まず私が泣きました」と照れくさそうに笑った。

 同時にトップコンビに就任したパートナー・真彩希帆(まあや・きほ)も同時に卒業する。望海が退団の意思を伝えると「私も一緒に退団していいですか」と返答があったという。「ファントム」(18年)で歌声が絶賛される2人。「歌の事を評価していただくことが多かったですが、それに甘えないように、もっともっと深いものを作っていけるとように、と。真彩とは手をつないで歩くというより、戦いながら走っていく感覚。すごい力を発揮してくれた。ありがとう。幸せだったと伝えたい」と感謝した。

 会見に同席した小川友次理事長(63)は「『ドン・ジュアン』(2016年)を見た時に、すごくなるなという予感があり、トップになってからは三拍子に望海の人柄が加わり、作品に重厚性を持たせてくれた。歌唱力、コンビの面では私が知っている限りでは平成、令和を代表するトップスター」と最大限の評価。望海も「『ドン・ジュアン』は大きかった。やりきったという思いで、これで退団しても悔いはないと思ったくらう」と転機の作品だったことを明かした。

 同期の前花組トップ・明日海りおが昨年11月に退団し、「明日海がやることを見ていました。『次は私なんだ』と」。小学生から宝塚に憧れ、「そのほかの道を知らない。人生のすべて」というだけに、退団後は「できることが分からない。これからゆっくり、何がしたいのか向き合っていきたい。男役以外の自分を想像できないので」と話す一方、恒例となっている結婚についての質問には「ありがとうございます。結婚はもちろんないです」と笑顔で答えた。

 サヨナラ公演は「fff―フォルティッシッシモ― ~歓喜に歌え!~」「シルクロード~盗賊と宝石~」(兵庫・宝塚大劇場で7月17日~8月17日、東京宝塚劇場で9月4日~10月11日)。

退団会見を開いた宝塚歌劇雪組トップスター・望海風斗
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