菊池雄星フォーム大改造…ブルペン44球「バランス意識」イチロー&ダルも絶賛

昨年3月の菊池の投球フォーム
昨年3月の菊池の投球フォーム

 マリナーズ・菊池雄星投手(28)が16日(日本時間17日)、ブルペン入りし、新フォームで最速151キロの剛球を披露した。昨季からテイクバックを変えるなどした2年目左腕のピッチングフォームに、サービス監督だけでなく、会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏も満足げ。雄星も昨季の屈辱を晴らす構えだ。

 視線を独り占めにした。雄星の投球練習をサービス監督、会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏らが視察。開幕まで1か月以上を残し、今キャンプ2度目のブルペンながら、力強いボールを44球投げた。大粒の汗を拭った左腕は「前回は初日ということで、すごい力んでしまっていたので、今日はバランスを意識してやりました」と淡々と振り返った。

 メジャー1年目の昨季は32登板で6勝11敗、防御率5・46。高い壁に跳ね返された。このオフは11月からアリゾナで自主トレを再開。テイクバックの際の左腕を体から離し、右手をやや高く上げるフォームに修正した。13日のブルペンの映像を見たカブス・ダルビッシュが「去年のシーズン終わりからこの短期間でここまでテークバックを変えられるってマジですごい。どれだけ考えて、練習したらこうなるんや。(原文まま)」とツイートするほどだった。

 新フォームはいきなり、最速94マイル(約151・3キロ)を計測。見守った首脳陣の評価も上々だ。

 サービス監督「雄星はこのオフシーズンにものすごく練習をした。これから始まる試合の中でどう生かされるか私は興味津々だよ」

 イチロー氏「斜めからだったけど、よく腕が振れていたよね。えっ、(球速が)そんなに出てるの。すごいじゃん。この時期にしてはいいんじゃないの」

 監督の囲み取材では、米記者からも雄星に関する質問が次から次へと飛ぶなど、現地でも注目の的となっている。「今はストレートが気持ちよく投げられているんでね。この段階ではすごく順調かなと思います」と何度もうなずいた。新フォームについては「今、言うことでもないかなという感じですね。シーズン入ってパフォーマンスを見てもらって、そこで僕も判断したい」と多くを語らなかった。雪辱の2年目へ、準備は着々と進んでいる。(秋野 未知)

 ◆投手最高の17億円、球団の期待度高い

 2年目の菊池の年俸は1550万ドル(約17億円)。この金額は40人枠入りしているマリナーズ投手陣では、2番目に高いT・ウォーカーの200万ドル(約2億2000万円)に大差をつけており、周囲の期待度が高いのは当然か。なお、マイナー契約中の元中日・チェンは、マーリンズとの5年契約が残っており、雄星以上の2200万ドル(約24億2000万円)を受け取る権利がある。

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