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左鎖骨骨折の菜七子騎手、3月中に復帰へ 近日中に手術全治2~3週間 直接対決消滅もミシェル騎手がエール

スポーツ報知
鍛えられた筋肉を披露するミシェル

 15日の小倉競馬5Rで落馬し、左鎖骨骨折と診断された藤田菜七子騎手(22)=美浦・根本厩舎=が3月中にも復帰できる見通しであることが16日、分かった。根本康広調教師(64)が北九州市内の病院で入院中の本人と面会後に明かしたもの。また、この戦線離脱により、サウジアラビアでの“直接対決”が消えたミカエル・ミシェル騎手(24)=川崎・山崎裕厩舎=は菜七子にエールを送った。

 「思っていたよりも元気そうでした」と、菜七子との面会を終えた根本調教師はホッとした表情を浮かべた。「(関東に戻ってから患部に)プレートを入れる手術をやることになりました。全治は2、3週間くらい。デビューしてからここまで全力で突っ走ってきたので、しっかり治してほしい」。この日、担当医師とも話し、骨がしっかりくっついた後にプレートを除去する手術も必要になることなどの説明を受けた。レース復帰には1か月程度かかる見通しだという。

 28日のサウジアラビアでの「STCインターナショナルジョッキーズチャレンジ」、来月8日のスペインでの招待レースもこの日までに正式に参加辞退を主催者側に申し入れた。菜七子はしばらく馬にまたがることはできないが、「イメージトレーニングなどもあるし、やれることはいっぱいありますよ」と根本師。近日中の手術を経て、復帰へ向けての準備をする。

〈ミシェル「早く戻ってこられるように祈っています」〉

 都内のスポーツジムでトレーニングを公開したミシェルは約1時間、汗を流した後、落馬で離脱を余儀なくされた菜七子に言及した。「すごく悲しい。今は早く戻ってこられるように祈っています。直接コンタクトが取れる手段があったら、ぜひ連絡を取りたい」と心配そうに話した。

 28日のサウジアラビアでの騎手招待競走で、昨年夏のワールドオールスタージョッキーズ(札幌)以来となる“対決”を心待ちにしていただけに「一緒に乗れると思っていたのに…」とさびしそうだった。

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