野球評論家の張本勲氏が16日放送のTBS系「サンデーモーニング」(日曜・前8時)に生出演した。
番組では虚血性心不全で11日に死去した野村克也さん(享年84)の訃報を報じた。
張本氏は野村さんについて「人間の宿命ですけど残念ですね、寂しいですね」と声を震わせた。その上で「16、7、8年先輩でありますけど必死で戦った相手ですから。思い出したら、いろんなことありますよ。楽しいことは一回もありませんけど、厳しいことばっかりですから」としのんだ。
さらに「野村さんのすばらしいところは観察力。采配はそうでもないですよ、普通ですよ。適材適所これはやりますけど」と指摘しヤクルト時代に飯田哲也を中堅手で起用したことを振り返った。
その上で「ID野球はあんまりないんですよ。マスコミが作った言葉ですから」とし「野村監督は選手も一流、指導者も一流。80年ぐらいの野球史の中で川上さんぐらいですかな。残した功績は非常に大きいんじゃないでしょうか」と追悼していた。