【巨人】桜井俊貴、0封で開幕ローテ「第三の男」へ大きく前進 宮本コーチ「3歩前進」

先発の桜井は3回無失点の好投を見せた(カメラ・安藤 篤志)
先発の桜井は3回無失点の好投を見せた(カメラ・安藤 篤志)

◆練習試合 巨人5―2韓国・サムスン(15日・セルラー那覇)

 巨人・桜井俊貴投手(26)が韓国・サムスン戦に先発し、3回無失点の快投。開幕ローテへ大きく前進した。育成選手のイスラエル・モタ外野手(24)も4打数2安打1打点と躍動。支配下登録に向けて猛アピールした。

 矢のような速球だった。桜井は1点リードの2回2死、2ボール2ストライクからの5球目。右打者チェ・ヨンジンの内角低めへ直球をズバリと決めた。見逃し三振に仕留め、「力まずにいいコースに強い球が投げられた。この感覚を忘れず、シーズンの大事な場面で投げられるようにしたい」と理想のボールにうなずいた。

 今年チーム初の対外試合。桜井にとっては開幕ローテにいかに近づけるか、勝負のゲームだ。「自分の投球をしようとマウンドに上がった」。ストライク先行でテンポよくアウトを取り、持ち味の攻めの投球を披露して、3回2安打無失点。これには原監督も「非常に攻める投球、1、2球目でストライクを取る勇気があって、持ち味が出ていると思う」と拍手を送った。

 テーマは「力を抜く」。昨年の阪神とのCS最終ステージ第3戦では力みが原因で、5四死球を与えて失点した。大事な場面でいかに無駄な力を入れず、力みのない球を投げられるかを追求する。「追い込んでから三振を取りたい欲が出ちゃうけど、あえて抑える。打者も力を抜いてボールがピッとこられる方が嫌だと思う」。無駄な力を入れないことでフォームも安定。試合前のキャッチボールから力を抜くことを意識し、遠投もせずに30メートルの距離でライナーを投げ、養った感覚を試合につなげた。

 開幕ローテは菅野、サンチェスが確定。残り4枠を争う。メルセデスがけがで状態が上がらない中、この日の好投によって「第三の男」に大前進した。宮本投手チーフコーチは「桜井、田口とツートップが見事に投げきってくれた。これはもう3歩前進。次の登板では、先発の座をつかむところまできている」と開幕当確ランプ点灯を示唆した。

 次戦は22日の日本ハムとのオープン戦(名護)に登板予定。「この時期で、あれだけ押せたことは自信になる。直球に強い韓国打線にこれだけいけたのは良かった」。いざ開幕ローテへ。この手応えは必ず、次につなげる。(玉寄 穂波)

 ◆「第三の男」 1949年上映の映画。第2次世界大戦後に廃虚と化したウィーンが舞台。作家が親友の死に3人の男が立ち会ったと知り、その3番目の男の正体を追って調査を開始する―というサスペンス・スリラー。映画史に残る大傑作とされる。テーマ曲は「エビスビール」のCM曲としてもおなじみ。JR恵比寿駅の発車音にもなっている。

巨人

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 マガジン報知 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請