【金沢】FW加藤陸次樹、夢のドイツへ“元気ロード”歩む

スポーツ報知
今季の目標に「大量ゴール」と記した加藤

 J2ツエーゲン金沢に中大から加入したFW加藤陸次樹(むつき、22)は、ここまでの練習試合で4得点を挙げるなど、攻撃力アップに期待がかかるルーキーだ。将来の夢は憧れの日本代表MF原口元気(28)=ドイツ2部ハノーバー=と同じく、ドイツでプレーすること。埼玉・江南南サッカー少年団の先輩をいつの日か追い越すため、まずは金沢で実力を磨いていく。

 練習試合で加藤は次々とゴールネットを揺らし、ルーキーながら存在感を十分に見せている。プロの第一歩にツエーゲンを選んだのは、自らの強みを発揮できると考えたからだ。「(金沢の特徴の)ハードワークは、自分を生かせる。ボールを多く触れるので、得点やスルーパス、体を預けてキープしたり、自分の持ち味を出せると思った」と説明する。

 数々の日本代表選手を輩出した中大では10番を背負った。昨年末の全日本大学選手権で2得点を記録し、3位の原動力に。J1広島のユース時代には高円宮杯U―18プレミアリーグWESTで得点王にもなった。また双子の兄・威吹樹(いぶき)さんは法大の主将を務め、4年時の天皇杯でJ1のG大阪などを撃破して16強入り。兄弟で活躍している。

 実績はあるが、挫折もあった。高校時代とも含めて広島のトップ昇格のチャンスはあったが、かなわなかった。「悔しかった。見返したい気持ち」と、かつて所属したクラブへ強烈な“恩返し”をするべく闘志を燃やす。

 そんな加藤には憧れの存在がいる。日本代表MF原口元気だ。年代は重なっていないが、同じ江南南サッカー少年団の出身。「小さい頃からプレー集ばかり見て育ってきた。ドリブルからのシュートが本当に上手。英雄です」というほどだ。

 以前に食事会で原口と話をする機会があり「うまい選手はたくさんいる。まずは球際や走り勝つことが大事」と助言をもらったという。加藤は「夢は海外、特にドイツでプレーしたい。(原口と)一緒にできたら光栄。負けないくらいの活躍ができれば」と目を輝かせる。今季の目標には「大量ゴール」と記した。“英雄”に追いつき追い越すため、金沢で一気にスタートダッシュを決める。(三須 慶太)

 ◆加藤 陸次樹(かとう・むつき) 1997年8月6日、埼玉・熊谷市生まれ。22歳。小3のときに江南南サッカー少年団で本格的に競技を始める。クマガヤSC、広島ユースを経て中大。兄・威吹樹さんとは双子で「全然性格は似ていない。兄は責任感があってしっかり者だが、自分は抜けている。でも自分の方が器用」とのこと。家族は両親と兄。利き足は右。178センチ、69キロ。

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