シントトロイデンが収益アップで躍進 ファイナンシャルフェアプレーでベルギー3位に

鈴木優磨(シントトロイデン提供)
鈴木優磨(シントトロイデン提供)

 ベルギーサッカー協会は10日、2018―2019シーズンのファイナンシャルフェアプレーランキングを発表した。同制度はUEFA(欧州サッカー連盟)がクラブの財政健全化を目指し、2011年から導入したもの。日本でインターネット関連大手「DMMグループ」が経営権を持つシントトロイデン(STVV)が、ベルギークラブの中で3位と健闘した。

 今回初めて、ベルギー1部と2部の18―19シーズンのクラブの決算結果を基に、実質的な営業活動による収益を算出した結果からランキングを決定。STVVが3位となった大きな要因は、移籍金収益をプラスにできたこと。昨夏にイタリア1部ボローニャに推定約800万ユーロ(約9億5000万円)で完全移籍した日本代表DF冨安健洋(21)など、多くの移籍金を獲得できたのが大きかった。また収益に対し、支出を抑えた予算としたことも評価された。

 STVVは万年赤字体質の地方クラブだったが、DMMが17年11月に経営権を取得して以降、確実に財務体質が向上。ベルギー国内では注目を集めている。STVVの飯塚晃央CFO(最高財務責任者)は「ファイナンシャルフェアプレーランキングで3位となれたことを非常にうれしく感じます。STVVはビジネスとしての持続性を保ちながら、単年ではなく中長期で成長を目指して計画を実行しているので、その結果として初年度の成績を評価して頂けたと思っています。今後も、ビジネスととしてのバランス感覚を失うことなく、持続的に成長できるように尽力していきたいと思っています」とコメントした。

 今後もシントトロイデンの経営戦略には注目が集まる。

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