【巨人】吉川尚が2の2 増田大、山本、若林も躍動…し烈な二塁手争い続く

5回無死、右翼線に二塁打を放つ吉川尚(カメラ・橋口 真)
5回無死、右翼線に二塁打を放つ吉川尚(カメラ・橋口 真)

 巨人が13日、春季宮崎キャンプを打ち上げた。最終日となったこの日、1軍対ファームの紅白第2戦が行われ、吉川尚輝内野手(25)が猛アピールを見せた。3回裏の守備から1軍の「2番・二塁」として出場し、5回先頭で右翼線二塁打、6回2死一塁では中前安打を放つ活躍を披露。負けじと増田大、山本、若林も躍動した。し烈な二塁手争いは、15日からの沖縄・那覇キャンプへと続いていく。試合は4日初戦に敗れた1軍が貫禄の勝利。原辰徳監督(61)は「満点」キャンプと宮崎の春を総括した。

 右翼線へ痛烈な打球をはじき返した。吉川尚は一塁ベースを蹴り、二塁へと悠々と到達した。「ヒットが出たことはよかった」。3回の守備から途中出場。5回先頭でトルネード投法・高井から二塁打を放った。続く山本の適時打で快足を飛ばし、本塁を踏んだ。

 乗った。6回2死一塁では堀岡から中前安打をマーク。途中出場ながら2打席連続安打で、存在感は光った。それでも「もっとアピールできるようにしっかりやっていきたい」と表情を引き締めた。

 昨季はキャンプから好スタートを切り、開幕11試合で打率3割9分。1番打者として先導した。4月12日のヤクルト戦(東京D)から腰痛で離脱。その後、患部の負担を減らすために外野にも挑戦したが、今キャンプでは主に二塁でノックを受けた。試合では、逆シングルや体を回転させてのスローイング、軽快なグラブさばきを披露。広い守備範囲は健在だった。

 ルーキーイヤーのように初心を胸に臨んでいる。3度目の1軍スタートも「1軍キャンプには『一からキャンプイン』という気持ちです」。マルチ安打を放っても「まだ、そんなに分からない。(昨年)ずっと野球をやっていなかったので」と冷静。二塁のレギュラーを奪うまでは、結果を残し続ける覚悟が見えた。

 ライバルたちだって黙ってはいない。増田大は二盗、三盗を完璧に決めるなど自慢の足で得点に絡んだ。1軍の「2番・二塁」でスタメン出場した若林は3回2死の場面で4戦連続安打となる中前安打。途中出場した山本は2戦連続となる適時打を放った。

 高いレベルで競っているからこそ、原監督も満点評価を下した。「非常に競争ができそうな感じでいいね。それぞれタイプが違う人たちだからいいよね。我々使う、選ぶという立場にとってはね」とニッコリ。尚輝は「沖縄に行ったら実戦が増えてくるので、しっかり結果を求めて頑張ります」と前を向いた。前回4日の1軍対ファームでは“阿部軍”に下克上を食らったが、2戦目で貫禄を示した。そんな中、二塁手争いの“本命”がようやく光を放った。(小林 圭太)

巨人

報知ブログ(最新更新分)

一覧へ
NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 マガジン報知 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請