比嘉大吾が1年10か月ぶり復帰戦TKO勝利も「モチベーション上がらなかったらやめようかとか考えます」

復帰戦を勝利で飾った比嘉大吾(左)
復帰戦を勝利で飾った比嘉大吾(左)

◆プロボクシング スーパーバンタム級(53・8キロ契約)8回戦 〇比嘉大吾(TKO6回2分25秒)ジェイソン・ブエナオブラ●(13日、東京・後楽園ホール)

 元WBC世界フライ級王者・比嘉大吾(24)=白井・具志堅スポーツ=がフィリピン・バンタム級11位ジェイソン・ブエナオブラ(25)に6回TKO勝ち。1年10か月ぶりの試合を白星で飾った。戦績は比嘉が16勝(16KO)1敗、ブエナオブラは7勝(3KO)5敗3分け。

 2005人が駆けつけ、後楽園ホールはヒートアップ。だが、比嘉の心は最後まで燃え上がらなかった。初回から前に出て、試合を優位に進めた比嘉。6回には右ボディーで最初のダウンを奪うと、連打からの左ボディーで相手が再びダウン。レフェリーが試合を止め、勝利が決まったが、リング上でのインタビューでは「世界チャンピオンになる気持ちも薄れ、モチベーションもないのにこれだけできたのは皆のおかげ」と声援にお礼は言ったものの、「本人にやる気がなかったら、ファンに申し訳ない。モチベーションがあがらなかったら、やめようとか、色々考えます」と話した。

 控え室に戻っても「試合前から試合という感じがしなかった」「倒しにいく気持ちはあっても、体がついていかない。ボクシングはそんなに甘くない。勝てて良かった」と比嘉。前に出て攻める姿勢は見せたものの、比嘉の望んだような試合ができず、反省の言葉が続いた。「入り方を忘れている。うまくいかなかった。練習不足とか、ブランクはあるけど、言い訳にはできませんから」。1年10か月のブランクは想像以上だった。

 デビューから15連続KO勝ちを続けていた2018年4月、クリストファー・ロサレス(ニカラグア)との、WBC世界フライ級王座の3度目防衛戦前の計量に失敗。王座を剥奪され、試合も9回TKO負けした。日本ボクシングコミッションから無期限資格停止処分を受けたが、昨年10月に処分が解除された。

 復帰する場合に1階級以上転級させることを義務付けられていたため、今回はスーパーバンタム級相当の契約体重で対戦した。現在、WBC世界バンタム級7位で、陣営は年末に世界再挑戦の青写真を描いていたが、具志堅用高会長は「バンタム級? まだ分からない。強い筋肉を作っていないし、技術も磨いていかないと」と話していた。

スポーツ

報知ブログ(最新更新分)

一覧へ
NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 マガジン報知 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請