加藤学園・岩間昂生投手、“けがの功名”で球のキレ向上 球速140キロ目指してセンバツへ

紅白戦で力投する岩間
紅白戦で力投する岩間

 昨年11月下旬の練習試合。加藤学園・岩間昂生投手(1年)は投球中にマウンドで足を滑らせ、強引に投げた所で激痛が走った。背筋の肉離れ。全治2週間の診断で、年内練習試合2試合を残して離脱。だが、痛みが引かず、ピッチングを再開したのは年が明けた1月28日。「相当焦った。でも、米山監督から『けがをいい意味でとらえて』という言葉をもらい、やれることをやろうと思った」

 病院でのリハビリと並行して下半身を強化。スクワットは80キロ台だったのが、115キロ近くまで持ち上げられるようになった。「球のキレ、特にスライダーは『良くなった』とブルペンで結構言われます。自分の体と向き合う時間にもなった」。まさに「災い転じて福となす」を実現した。

 昨秋は10番を付け、2番手投手として臨んだが、先発した地区大会準決勝の沼津東戦で、コントロールが定まらず打ち込まれ敗戦。エースの肥沼から「投球間隔やリリースポイントなどの対処法を教えてもらってます」とアドバイスを受け、弱点の克服に挑んでいる。

 憧れは田中将大(ヤンキース)。迫力あるピッチングを参考にする。「誰もが目指す場所」という甲子園出場が決まり、やっと実感がわいてきた。中3夏に130キロ台だった球速を「140キロまでは上げたい」と着実に力を付けていく。(小松 雄大)

 ◆岩間 昂生(いわま・こうせい)2003年5月23日、富士市生まれ。吉永二小1年で野球を始め清水町ドリームキッドなどに所属。吉原北中で蒲原リトルシニア時代に日本選手権8強。昨秋は3試合13回2/311安打6失点、防御率3・95。173センチ、67キロ。右投右打。

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