「第33回尾鷲磯釣大会」(主催・尾鷲市観光釣協会、報知新聞社など後援)の表彰式が9日、尾鷲市の熊野古道センターで行われた。昨年12月14日から今年1月26日まで行った1部(グレのみ)に約2200人、表彰式当日に一日競技として開催した2部には170人が参加した。
2部グレの部は大森洋金さん(江南市)が43・5センチで優勝し、同他魚の部はイシダイ66・5センチで小村吉史さん(安城市)が制した。
1部で釣った最長寸に各渡船での順位によるハンデを加え、2部での最長寸との合計で競う3部総合グレの部は、94センチ(1部49センチ、ハンデ5センチ、2部40センチ)で森内貢さん(大阪市)が優勝し、賞金10万円を獲得した。各部門の上位成績は次の通り。単位はセンチ。敬称略。
▽2部グレの部 〈1〉大森洋金43・5〈2〉秋本隆繁42・7〈3〉田中和生42・1〈4〉森内貢40・0〈5〉宮本光広38・5
▽2部他魚の部 〈1〉小村吉史イシダイ66・5〈2〉永谷靖チヌ50・0〈3〉水澤潤チヌ49・0〈4〉上田正夫チヌ48・0〈5〉佐藤潤一チヌ47・5
▽3部総合グレの部 〈1〉森内貢94・0(49・0、5、40・0)〈2〉秋本隆繁92・7(48・0、2、42・7)〈3〉箕浦正人88・5(46・0、5、37・5)〈4〉大森洋金87・5(43・0、1、43・5)〈5〉中川晃一84・5(47・0、1、36・5)
【各部門優勝者の声】
森内貢さん(3部総合グレの部優勝)「グレ釣り歴は30年以上で月3、4回は尾鷲に来る。この大会は13回目の参加。1部の49センチは朝1投目、突き刺さるような引きだった。賞金で仲間と祝杯を挙げたい」
大森洋金さん(2部グレの部優勝)「風が強く、アタリもない厳しい状況だったが、終了間際に竿1本前に潮目ができた。最後まであきらめなかったのがよかった」
小村吉史さん(2部他魚の部優勝)「底物を狙って50年。水温が高かったのでイシダイを狙った。午前11時過ぎ、読み通りの時間に来た。忍耐の一発だった」