小林久晃元騎手の長男・脩斗君、亡き母に誓ったダービー制覇…JRAが新規騎手免許試験の合格者4人発表

小林脩斗君は母・優子さんの遺影を手に、父・久晃さんと握手をかわした
小林脩斗君は母・優子さんの遺影を手に、父・久晃さんと握手をかわした
武豊(中央)から激励を受けた合格者たちは意気込みを見せた(左から)秋山稔樹、泉谷楓真、一人おいて小林脩斗、原優介の各卒業生
武豊(中央)から激励を受けた合格者たちは意気込みを見せた(左から)秋山稔樹、泉谷楓真、一人おいて小林脩斗、原優介の各卒業生

 JRAは11日、令和2年度の新規騎手免許試験の合格者を発表。いずれも競馬学校騎手課程をこの日卒業した4人で、早ければ3月1日にデビューを迎える。成績優秀者に与えられるアイルランド大使特別賞は泉谷楓真君(18)が受賞。JRAで154勝を挙げた小林久晃元騎手(44)の長男、小林脩斗君(18)は、昨年10月に亡くなった母・優子さん(享年44)にダービー制覇を誓った。

 小林脩斗君には、快晴の空に誓う秘めたる思いがある。卒業式に駆けつけた父・久晃さんの手には優子さんの遺影が握られていた。JRAの騎手だった父に憧れ、厳しい世界に飛び込むことを決めたのは小学5年の時。その後、ずっと背中を押し続けてくれた母に「いつかダービーを勝ちたい」と伝え続けてきた目標を胸に、スタートラインに立った。

 母の病気は昨年2月に発覚した。それ以降は、学校と看病の日々だったものの、母からの「自分で決めた道だから目標をクリアできるように努力していきなさい」という言葉を何度も思い出し、現実と戦った。父は「その頃を思うとね…。この試練は彼を強くすると思う。感謝を忘れずやっていってほしい」と目に涙を浮かべた。

 目標は“マジックマン”の異名を持つモレイラ。「高い技術を身につけて、日本だけでなく、世界でも活躍できる騎手になりたい」。デビューは早ければ3月1日。天国の母に、いつか恩返しのビッグタイトルを届ける。

<卒業生喜びの声>秋山稔樹君「まずは目の前の一勝を目指したい。謙虚な気持ちと感謝を忘れず、馬のことを第一に考えてやっていく」

 泉谷楓真君(アイルランド大使特別賞)「模擬レースでいろんなことを学ぶことができた。最多勝利、新人賞を取れるように頑張りたい」

 原優介君「馬の個性を引き出し、一頭一頭しっかり乗れる騎手になりたい」

小林脩斗君は母・優子さんの遺影を手に、父・久晃さんと握手をかわした
武豊(中央)から激励を受けた合格者たちは意気込みを見せた(左から)秋山稔樹、泉谷楓真、一人おいて小林脩斗、原優介の各卒業生
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