静岡商の148キロ左腕・高田琢登、DeNA今永フォームで進化 連覇導く

ブルペンで力強いボールを投げ込む高田(カメラ・武藤 瑞基)
ブルペンで力強いボールを投げ込む高田(カメラ・武藤 瑞基)
今永を参考に、足をクローズして始動する高田
今永を参考に、足をクローズして始動する高田
春季高校野球中部大会
春季高校野球中部大会

 春季高校野球中部地区大会(3月26日開幕)の組み合わせが、このほど決定した。初戦で清流館と対戦する静岡商はプロ注目の148キロ左腕・高田琢登投手(2年)が調子を上げている。DeNA・今永昇太投手(26)を参考にフォームを改良。1月中に早くも143キロをマークし、新球のカットボール、ツーシームにも手応えを感じている。2年連続の中部優勝、夏シード権獲得へ、エースが先頭に立つ。

 糸を引くような真っすぐが、次々と捕手のミットをたたく。静岡商のプロ注目左腕・高田が冬を越えて一気にギアを上げている。昨秋は東海1回戦で津商に2―11の7回コールド負け。リベンジの春へ準備は万端だ。「打者相手にどれだけ通用するか。早く投げたい」と待ちきれない気持ちを明かした。

 秋から冬にかけてフォームに手を加えた。昨季13勝を挙げたDeNAのエース・今永のスタイルを動画サイトなどで研究。逆足の右足を一塁側に踏み出した状態から始動するように改良した。「軸がずれやすかったので、何か参考になるものはないかと探してたどり着いた。荒れ球が減ったし、制球しやすくなった」とうなずいた。

 さらに本来の持ち球であるスライダー、カーブ、チェンジアップに加えツーシーム、カットボール、スプリットの習得にも挑戦。球数制限を見据え、打たせて取る“省エネ投法”を実践するためで「空振りも内野ゴロも取れている」とシート打撃登板でも手応え十分。父の晋松監督(50)も「直球の質も落ちていないし順調だと思う」と目を細めた。

 元々食は細かったが、練習の合間におにぎりやパンを詰め込み、一冬で5キロ増量し78キロに。1年前、170キロだったスクワットは「自分の限界の負荷」で続け、今では230キロまで上がるようになった。ブルペンには週3度ほど入り、1月中に早くも143キロを計測したという。すでに9球団のスカウトが視察しており、今秋ドラフトへの期待も高まる。県高校NO1左腕が、まずは春の主役に躍り出る。(武藤 瑞基)

 〇…高田を援護する打撃陣は「1番・中堅」を担う鈴木瞳吾外野手(2年)がキーマンだ。フリー打撃で右翼フェンスの向こうに軽々運ぶパワーが魅力。「元々力強いが、柔らかさも出てきた」と高田監督も絶大な信頼を置く。体の力みを取り、集中を増すため特注のマウスピースを付けて打席に立つ。鈴木は「自分の仕事はとにかく出塁。粘り強く対応していく」と意気込んだ。

 ◆高田 琢登(たかだ・たくと)2002年9月18日、静岡市生まれ。17歳。船越リトルグリーンズ、蒲原リトルシニアを経て静岡商入り。家族は両親と姉。177センチ、77キロ。左投左打。

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