【札幌】開幕前最終戦で課題だらけの7失点…宮沢主将「イージーミスが多かった」

川崎戦後、選手を労う札幌のペトロヴィッチ監督(中央)
川崎戦後、選手を労う札幌のペトロヴィッチ監督(中央)

◆主力組練習試合 川崎7―2札幌(9日、吉の浦公園ごさまる陸上競技場)

 J1北海道コンサドーレ札幌が、多くの課題を残して開幕前最後の実戦を終えた。沖縄キャンプ中の札幌は9日、J1川崎と練習試合を行い、主力同士の対戦は2―7で敗れた。前半7分に先制されるも同13分にFW鈴木武蔵(25)のゴールで追い付くなど序盤こそ互角の展開も、自陣でボールを奪われるなどミスが出て、大量失点につながった。16日にはルヴァン杯・鳥栖戦があるが、修正の必要性を皆が感じ取る完敗となった。チームは10日、3次キャンプ地の熊本へ移動する。

 ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(62)の表情は硬いままだった。1週間後にルヴァン杯が控える中の完敗に「公式戦を迎えられる準備はできていないと言っていい」とまで口にした。リーグ戦で過去未勝利とはいえ、昨年の同杯決勝でPK戦にもつれ込む激戦を演じた川崎に、ゴールを重ねられた。

 指揮官が「7失点のうち、半分以上がマイボールを奪われてのもの」と話したように、自陣で流れを崩していった。宮沢裕樹主将(30)も「イージーミスが多かった」と振り返った上で「落ち着いてボールを動かすことができずにカウンターを受けたのは事実。落ち着いて相手をかわすのは、2年間やってきたことなのだから」と続けた。相手の勢いに冷静さを徐々に欠いていったことは、自覚している。明白となった修正点は、初心に帰って改善していく。

 昨季より相手ゴールに近い位置でボールを奪いに行くという、今季の取り組みは出せた。一時同点とする得点を挙げた鈴木は「前で奪えたので。立ち上がりは悪くないシーンも結構あった」と形となったことは認めた。ただそれ以降の戦いについては「時間がたつにつれて、守備もはまらなくなった。話し合って修正しないと」と険しい顔で言った。一時的ではなく、優位な時間をより長くしていくことが勝利に不可欠となる。

 開幕前最後の実戦が大敗という厳しい結果となったが、前に進むしかない。宮沢主将は「反省は当然しないといけないが、気持ちの部分は前向きに行かないと」と切り替えの必要性も説いた。鳥栖戦までの12日からの4日間の練習は、心身両面で質の高いものとし、過ちはもう繰り返さない。(砂田 秀人)

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