競泳男子100メートル平泳ぎは小日向一輝がV 一平、小関と五輪選考会“前哨戦”で火花

渡辺一平
渡辺一平

◆競泳・きららカップ 最終日(9日、山口きらら博記念公園)

 男子100メートル平泳ぎは、昨夏の世界選手権代表の小日向一輝(25)=セントラルスポーツ=が1分00秒25で制した。小関也朱篤(27)=ミキハウス=が1分00秒35の2位、渡辺一平(22)=トヨタ自動車=が1分00秒41で3位に入った。東京五輪代表選考となる4月の日本選手権で、最大の激戦となりそうなのが男子200メートル平泳ぎ。その争いの中心にいる3人が、“前哨戦”で熱いバトルを展開した。

 170センチと小柄な小日向が、終盤に抜け出して優勝をさらった。「勝てるレースをしっかり勝っておこうと思っていた」と、先を見据え、勝負を意識した。200メートルの自己ベスト(2分8秒57)では2人に及ばないが、虎視眈眈と代表の座を狙う。1月の北島康介杯では、さらに19歳の佐藤翔馬(東京SC)が2分7秒58の好タイムをたたき出してVを果たした。この日並んで泳いだ3人に、佐藤を加えた四天王が争う五輪切符は2枚しかない。「いろんな選手が出てきた方が楽しいですよ。五輪選考会では何が起こるか分からないですから。得意なレース展開に引き込めれば勝てると思っている。(勝敗は)持ちタイムじゃないと思ってます」。経験豊富な25歳。さわやかな笑顔に、自信をにじませた。

 一方、200平で昨夏の世界選手権銅メダルの渡辺は、今大会は本命種目を回避。100平には、いかに前半のストローク数を減らして少ない抵抗で泳ぐか、という明確なテーマで臨んだ。会場インタビューでは「日本選手権では世界記録(2分6秒12)にチャレンジする」と宣言して沸かせた。前日の200平はスタンドから観戦。「小関さんはしっかり強化をしてきていて、コンディションもあまりいいものではない中で、前半の50、100はやはり上手だなと思うところがたくさんあった」と、ライバルの情報をインプットした。

 前世界記録保持者として、大本命なのは間違いない。「4人が2枠を争う、見ている人にも面白いレースになる。上を見てレースをしないといけないと思っているけど、代表権を獲得しないことには話にならない」。この日はコメントしなかった小関を含め、3人ともそれぞれの所属で高地合宿に入る予定。大一番へ、互いの現状を確認し合う貴重な一日になった。

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