張栩九段の娘・心澄さん、採用試験トップで日本棋院初の親子4代棋士誕生へ

採用試験に合格し、親子4代での棋士誕生を喜んだ張心澄さん(中央)と父の張栩九段(左)、祖父の小林光一名誉三冠(右)
採用試験に合格し、親子4代での棋士誕生を喜んだ張心澄さん(中央)と父の張栩九段(左)、祖父の小林光一名誉三冠(右)

 日本棋院の令和2年度女流特別採用棋士の採用試験が8日、東京・千代田区の日本棋院東京本院で行われ、張心澄(ちょう・こすみ)さん(13)がトップとなり、同院では史上初となる親子4代での棋士が誕生することが確実となった。

 対局後の会見では「難しい碁でしたが、あせりなどはありませんでした。(プロ入りが決まって)今まで応援してくださった人たちに、感謝の気持ちを伝えたいです」と静かな口調ながらも喜びをにじませた張さん。“4代目”となることについては「(父らがいることで)たくさんの方に教えていただいていたので…」と、身内の助けを棋力アップにつなげられたとした。

 会見に同席した父の張栩(ちょう・う)九段(40)は「運良く勝ち抜けることができましたが、まだまだこれから。努力して強くなってもらえば」と厳しい言葉。その一方で「1、2年前と比べると急に伸びてきている。よく勉強はしていますよ」と父親としての優しいまなざしを向けた。

 張栩九段は2009年に史上初めて五冠を獲得し、母の小林泉美六段(42)も05年に女流初のグランドスラムを達成。母方の祖父母は18年に紫綬褒章を受章した小林光一名誉三冠(67)と小林禮子七段(1996年死去)だ。さらに小林七段の父(張さんの曾祖父)は、多くの棋士を輩出した名伯楽として知られる木谷實(みのる)九段(75年死去)。全員がタイトルホルダーで、5人の獲得タイトル数を合計すると125となる。

 “4代目”となった張さんは06年生まれ。17年に日本棋院の院生となった。今後は審査会・常務理事会の承認を経て、4月1日に正式に入段(棋士としてプロ入り)する。

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