【掛布論】新外国人パーラこそ巨人のポイントゲッター!恐怖の5番だ

スポーツ報知
フリー打撃するパーラ。ノーステップでライナー性の打球を放った(カメラ・上村 尚平)

 スポーツ報知の評論家に復帰した掛布雅之氏(64)が7日、巨人・宮崎キャンプをチェック。新外国人のヘラルド・パーラ外野手(32)=ナショナルズ=の広角打法に高い評価を与えた。「阪神レジェンド・テラー」として阪神電鉄の本社にも籍を置くミスタータイガースは、巨人の強力打線への警戒感を強め、早くも優勝候補に推した。

 打撃練習の後に、パーラの「左投左打」のプロフィルを見て意外に思った。右手のハンドリングが上手なので、利き腕が右の「右投左打」の選手だと思っていたのだ。メジャー11年で通算打率2割7分6厘の立派な数字には「なるほど」とうなずけた。右手の使い方だけでなく、いかにも率を残しそうな打撃をしている。

 ノーステップで体重移動をしないので、スイング中に頭の位置がほとんど動かない。雨のため室内での打撃練習だったが、打球方向は逆方向の左中間へのライナーが多いことが確認できた。スイングのフォローは大きいが、打球に角度がつかないので、ホームランを量産するタイプではない。自分の特徴をしっかり理解して、メジャーで生き残ってきたのだろう。ミートポイントもホーム側に引きつけるタイプなので、球の見極めも良さそうだ。これなら4番・岡本の後ろのポイントゲッターとして、ある程度計算できる。

打線のカギ 原監督に話を聞けば、今年の巨人打線のカギを握るのは、坂本、丸、岡本の3人を挟む1番と、5番の打順と考えていた。5番にパーラがはまれば、後は1番だけ。そして、その候補に吉川尚とともに名前が挙がったのが亀井だった。

 亀井は、1打席あたりに投げさせた平均の球数がチームトップ(4・16)であることを高く評価していた。打席での“仕掛け”を遅らせることができるので、2番・坂本以降に相手の球筋をじっくり見せられるメリットがある。

 1番と5番が機能すれば、強力トリオの破壊力は倍増する。そのジョーカー的な存在として亀井というカードがあるのは大きい。これだけのメンバーがそろっていれば、打線の力で懸案の若い先発投手を育てることができる。やはり今年も巨人は優勝に近い位置にいる。

 ◆阪神レジェンド・テラー 阪神球団の伝道師的な位置づけ。藤原オーナーや球団への助言・提言のほか、財界人らの甲子園観戦に定期的に付き添い、解説を務める。

巨人

個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請 報知新聞150周年