◆富士ゼロックス・スーパー杯2020 横浜M―神戸(8日、埼玉スタジアム2002)
8日の富士ゼロックス・スーパー杯で、昨季のJ1王者・横浜Mと天皇杯王者・神戸が激突する。両チームは7日、最終調整。横浜Mの日本代表FW仲川輝人(27)は、利き足とは逆の「左足」で、全冠制覇に向けた“1号”を狙う。神戸は、清水から新加入した「マリノス・キラー」FWドウグラス(32)が初出場Vに導くことを誓った。
J屈指の優良助っ人が、リーグ王者に牙をむいた。神戸市内で非公開での最終調整を終えたドウグラスは「状態はいい。シーズンのスタートという大事な位置づけとして準備できている」と言葉に力を込めた。
昨季引退した元スペイン代表FWビジャの穴埋めを期待される184センチのストライカー。J1通算91試合46得点と実績十分で、横浜Mとの相性も抜群にいい。過去に在籍した徳島、広島、清水で対横浜Mはリーグ6戦5得点。先発した5戦は全て勝利に導いている。
元スペイン代表MFイニエスタの出場が確実となったことも朗報。ドウグラスは「連係も取れているよ」と司令塔とのコンビネーションにも自信を見せた。
昨年はビジャ、イニエスタに元ドイツ代表FWポドルスキの頭文字を取った“VIPトリオ”が注目を集めた。今季は“IDホットライン”で初出場Vをつかみ、悲願のアジア制覇へ弾みをつける。(種村 亮)