ナイキ「超厚底」新モデル、ギリギリ五輪OK 大迫、設楽ら東京マラソンで使用も

ナイキが発表した厚底シューズの新モデル「エアズームアルファフライネクスト%」
ナイキが発表した厚底シューズの新モデル「エアズームアルファフライネクスト%」

 米スポーツ用品大手ナイキは5日(日本時間6日)、マラソンなどで好記録が続出し話題となっている厚底シューズの新モデル「エアズームアルファフライネクスト%」を29日に発売すると発表した。カーボンプレート1枚内蔵で靴底の厚さは英紙ガーディアン(電子版)によると3・95センチで、世界陸連の新規定4センチ以内に適応し、東京五輪で使える見込み。五輪代表選考会の東京マラソン(3月1日)で日本記録保持者・大迫傑(ナイキ)、前日本記録保持者・設楽悠太(ホンダ)が“ギリギリ超厚底”を使用する可能性があり、日本記録更新が期待される。

 世界陸連の新規則発表から、わずか5日。ナイキが限度いっぱいを攻めた「ギリギリ超厚底シューズ」を発表した。鮮やかなグリーンと黒が基調の第4モデル「エアズームアルファフライネクスト%」(通称・アルファフライ)の靴底の厚さは、英紙によれば3・95センチで、1月31日発表の新規定、厚さ4センチ以内に適合。内蔵プレート1枚以内などその他条件もクリアし、7月開幕の東京五輪に間に合うことになった。

 昨年10月、マラソン世界記録保持者のエリウド・キプチョゲ(ケニア)がアルファフライを履き、非公認ながら1時間59分40秒で史上初の2時間切りを達成。それ以前から現行の第3モデル「ズームXヴェイパーフライネクスト%」を履いた選手が好記録を連発したこともあり、世界陸連が規定を定めることになった。

 ヴェイパーフライは容認され、アルファフライも規定をクリアした。キプチョゲ仕様はカーボンプレート3枚内蔵、厚さ4センチ以上とされていたが、新規則に合わせて修正されたようだ。新モデルは前足部にナイキ特徴のエアが内蔵されクッション性が増し、プレートは前足部の方を硬めにすることで推進力が高まっているという。関係者の話を総合すると、重さは約190グラム前後と推定される。ヴェイパーフライは靴底の厚さ3・3~3・7センチで、重さは約180グラムだった。

 アルファフライは、ナイキ本社がある米国の五輪マラソン代表選考レースが行われる29日に合わせて発売。翌日の東京マラソンで日本デビューすることが濃厚だ。

 東京マラソンには大迫、設楽悠、日本歴代5位の井上大仁(MHPS)、2日にハーフマラソンで日本記録をマークした小椋裕介(ヤクルト)らが参戦する。いずれもナイキ厚底の現行モデルを使用している。

 MGCファイナルチャレンジ設定記録(男子2時間5分49秒)を突破した最速選手は、五輪代表の3番目に選ばれる大一番。練習で現行モデルと比較し、新モデルが合っていると判断した選手は「ギリギリ超厚底シューズ」でギリギリの戦いに挑むことになる。

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