【札幌】金子、小野先輩の前でアシスト 憧れ先輩からの金言に「どんどん積極的に」

スポーツ報知
J2琉球MF小野(左から2人目)が追う中、前線へボールを運ぶJ1札幌MF金子(左から3人目=カメラ・砂田 秀人)

◆練習試合 FC琉球3―2北海道コンサドーレ札幌(6日、沖縄・金武町陸上競技場)=45分×2

 J1北海道コンサドーレ札幌のMF金子拓郎(22)が、天才の思いに恥じないプレーを見せた。沖縄キャンプ中の札幌は6日、金武町陸上競技場でJ2琉球と練習試合を行った。1試合目の後半16分からシャドーに入った金子は、1―2の同33分、ドリブル突破からの右クロスで、FWアンデルソンロペスの得点をアシストした。昨年8月に琉球に移籍した元日本代表MF小野伸二(40)が「期待の若手」と挙げた男が、憧れの先輩との同ピッチで存在感を示した。

 持ち味を発揮した。琉球戦の後半33分、右サイドでボールを受けた金子は、利き足の左で中にパスを出すと見せかけ、前へドリブルした。逆をつかれてバランスを崩すDFを置き去りにして上げた右クロスは、Aロペスの頭にピタリと合った。一時同点に追いついたアシストを「ああいう形が自分の武器」と振り返った。

 日大から今季加入。肩書こそ新人だが、昨季は特別指定選手として公式戦14試合に出場した。得点もルヴァン杯で既に挙げている。即戦力として自らにかかる期待は理解しているだけに、高みしか見ていない。「今日のような形を出すには、ボールをもらう回数をもっと増やして、いいシーンを作らないと」。強力なライバルがそろうシャドーで生き残るために、より攻撃に絡んでいく。

 プロでの成功へ、貴重な一戦となった。後半25分から2試合目の前半終了まで小野と相まみえた。昨年8月、琉球に移籍する小野から、「期待する若手」に指名された。初対戦を果たした金子は「しっかりボールを運んだり、簡単にワンタッチで落としたりの判断はさすがだなと。それは周りが見えていないとできない事。見習いたい」と口にした。天才の背中から学んだ経験は、自己の今後の向上に生かす。先輩から金言向上に生かす

 小野からは言葉を贈られた。「持ってるものはあるが、まだ全てを発揮できていない。新人とか関係なく、堂々と見せていい」。高卒1年目で浦和の主力を張った先輩のゲキは、しかと受け止める。「間のラインで受け、前を向いて仕掛けるのが自分の特徴。そこはどんどん積極的に出していきたい」。臆せず前へ出て、金子が定位置獲得への道を切り開く。(砂田 秀人)

 ◆駒井、復活アピール チーム沖縄1号

 MF駒井善成(27)が、チームの「沖縄1号」で復活をアピールした。琉球戦の前半20分、MF菅の左からのボールを右足で押し込み先制点。昨年、右膝を2度手術したが「今はほとんど心配なくできている」と不安ない状態で日々を過ごしている。

 この日はシャドーを務めるも「サイドでも真ん中でもやる」と言い切る根底には、チームへの強い思いがある。「今年はシンプルにチームを勝たせる存在になりたい。悪い状況でもギアを変える存在にならないといけないし、その自信もある」。リーグ戦途中出場3試合にとどまった昨季のうっぷん晴らしへ、着実に階段を上っている。

 

サッカー

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請
×