【2】「ジ・アスレティック」の野球界100人 51位まで発表。日本人選手はイチローと王貞治2人だけ

王貞治とイチロー(左)
王貞治とイチロー(左)

 1月4日にコラムで書いた米野球情報サイト「ジ・アスレティック」が12月から始めた“野球界の100人”。ちょうど半分の51位まで発表になったのでお伝えします。日本人選手は前回書いたように100位にイチロー、85位に王貞治と2人しかいない。

 このランキングは年間最優秀スポーツ記者賞に5度も選出され、現在は同サイトの編集委員でもあるジョー・ポスナンスキー氏(52)が独自に選定。米大リーグだけでなく、王さんに見られるようにNPB、そして有色人種が大リーグ入り出来なかった時代に存在したニグロリーグの選手も入っている。

 それでは、改めて50人を紹介する。ただ、ランク付けの一つとしてWAR(メジャー最低レベルの選手と比較して、どれだけ多くの勝利に貢献したかの数値)が、大きく左右しているのではと思われるので、その数値(ベースボール・リファレンス)も掲載する。もちろん、その数値はメジャーだけのもので、ニグロリーグだけの選手は不明だ(★は現役)。

▽100位=イチロー 日米通算4367安打(59・4)

▽99位=マイク・ムシーナ 通算270勝、現役最終年に20勝(82・8)

▽98位=カルロス・ベルトラン 通算435本塁打、強打のスイッチヒッター(69・6)

▽97位=ロベルト・アロマー ゴールドグラブ10回の名二塁手(67・1)

▽96位=ラリー・ウォーカー 首位打者3度の強打強肩の外野手(72・7)

▽95位=トニー・グウィン 首位打者8度、通算打率3割3分8厘の外野手

(69・2)

▽94位=ロイ・キャンパネラ=ニグロリーグ出身、強打強肩捕手(37・0)

▽93位=オジー・スミス 史上最高の遊撃手。ゴールドグラブ13回(76・9)

▽92位=ブレット・ローガン ニグロリーグ初期の快速球投手

▽91位=マリアノ・リベラ 通算最多の652セーブ。初の満票殿堂入り(56・2)

▽90位=★マックス・シャーザー 最多勝4度、奪三振王3度(60・3)

▽89位=マイク・ピアザ 野茂の女房役で知られる強打の捕手(59・6)

▽88位=カート・シリング 血染めの熱投知られる通算216勝右腕(79・5)

▽87位=チャーリー・ゲリンジャー 200安打7度、通算打率3割2分誇る強打の二塁手(80・7)

▽86位=ゲーリー・カーター 1986年メッツ世界一に導く強打の捕手(70・1)

▽85位=王貞治 NPB最強打者、通算868本塁打

▽84位=クール・パパ・ベル ニグロリーグ史上最高の快足外野手

▽83位=フィル・ニークロ 通算318勝のナックルボーラー(95・9)

▽82位=キッド・ニコルス 通算361勝。19世紀終盤から20世紀初頭に活躍(116・1)

▽81位=フェギー・ジェンキンス カナダ出身の284勝右腕(84・1)

▽80位=カールトン・フィスク 赤と白の靴下チームで活躍した名捕手(68・5)

▽79位=デレク・ジーター 通算3465安打、5度の世界一に導いた名遊撃手(72・4)

▽78位=★クレイトン・カーショー サイ・ヤング賞3度の現役最強左腕(68・0)

▽77位=★ミゲール・カブレラ 三冠王含む首位打者4度(64・5)

▽76位=ウィリー・マッッコビー ジャイアンツが誇るスラッガー(64・5)

▽75位=★ジャスティン・バーランダー 昨季も21勝した右腕(70・9)

 

▽74位=フランク・トーマス 強打の巨漢一塁&DH(73・9)

▽73位=ブルックス・ロビンソン 人間掃除機と言われた名三塁手(78・4)

▽72位=ロビン・ロバーツ 最多勝4度、305完投の馬車馬右腕(85・9)

▽71位=バート・ブライレブン 決め球カーブで287勝(94・4)

▽70位=サンディ・コーファックス ノーヒッター4度、5年連続防御率1位(48・9)

▽69位=モンテ・アービン ニグロリーグ出身のジャイアンツの名外野手(21・3)

▽68位=ゲイロード・ペリー 不正ぎりぎりの投球で通算314勝(90・0)

▽67位=ハンク・グリーンバーグ 本塁打&打点のタイトル各4度の強打の一塁手(57・6)

▽66位=ロビン・ヨーント 遊撃と外野でMVP(77・3)

▽65位=アーニー・バンクス 2年連続MVP、通算512本塁打(67・5)

▽64位=ジョニー・マイズ 本塁打王4度、打点王3度の一塁手(70・9)

▽63位=スティーブ・カールトン サイ・ヤング賞4度、通算329勝左腕(90・2)

▽62位=スモーキー・ジョー・ウッド サチェル・ペイジ以前のニグロリーグの快速球投手

▽61位=アーキー・ボーン 通算打率3割1分8厘の名遊撃手(72・9)

▽60位=ピート・ローズ メジャー記録の4256安打。200安打10回(79・7)

▽59位=レジー・ジャクソン 通算563本塁打、ワールドシリーズで通算10発の10月男(74・0)

▽58位=ジェフ・バグウェル アストロズ一筋の強打の一塁手(79・9)

▽57位=ロッド・カルー 首位打者7度、球宴出場18度の安打製造機(81・3)

▽56位=ジョー・ディマジオ 56試合連続安打、ヤンキースの至宝(63・4)

▽55位=ボブ・フェラー ノーヒッター3度、最多勝6度の火の玉投手(78・1)

▽54位=チッパー・ジョーンズ ブレーブス黄金時代の名三塁手(85・2)

▽53位=バック・レナード ニグロリーグのルー・ゲーリッグと言われた強打の一塁手

▽52位=エイドリアン・ベルトレ 現役後半に数字を伸ばした強打好守の三塁手(95・6)

▽51位=アル・ケーライン 史上最年少の20歳で首位打者。ゴールドグラブも10度受賞の外野手(92・8)

 比較の難しいニグロリーグの選手を多くピックアップ。サチェル・ペイジ投手、ジョシュ・ギブソン捕手も加わってくるだろう。また俊足好打の選手よりもポイントゲッターを高く、投手はリリーフよりも先発完投型を評価しているのがうかがえる。野茂英雄は通算123勝、WARも20・9なので、50位以内に入るのは難しいだろう。=敬称略=

(スポーツ報知ベースボールアナリスト・蛭間 豊章)

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