【巨人】「巨人を語ろう!!」に今村社長答えた 「ビジネス・営業編」

巨人のビジネス面などについて熱く語る今村社長
巨人のビジネス面などについて熱く語る今村社長

 スポーツ報知では、日本一を目指す巨人について10の質問を設置して、巨人ファンに緊急アンケートを行った。開幕オーダーや先発ローテーション、さらには自前球場を持つべきかなど、気になる項目が満載で、800件以上の意見が集まった。このたび、巨人・今村司代表取締役社長兼編成本部長(59)に皆様からいただいた貴重な意見を直撃した。スポーツ報知WEBサイト限定の大型企画を3回に分けてお届け。2回目は「ビジネス・営業編」だ。

 後楽園、東京ドームと巨人は、自らが所有する球場を本拠地にはしていない。今後、自前の球場は持つべきだろうか。アンケートでは約半数が、立地条件なども含めて自前か否かにかかわらず東京ドームのあの場所がベストだということだった。

「東京ドームは最高のアクセス。ただ、88年に作って30年以上がたっている。当然、野球を見る環境は変わっている。将来的にジャイアンツが球場を持つようなことになるのならば、それは最先端の野球の見方を世の中に示して、インパクトのあるような物を作りたいと思ってます。もちろん、交通アクセスの良さも含めて」

今村社長答えた「ビジネス・営業編」

 アンケートには候補地として築地なども挙がっていた。いずれにしても東京ドームも含めて、東京の真ん中に本拠地を構えて欲しい、という要望は多かった。

「ファンあってのものですから。ファンが一番喜んでもらって、集まりやすくて。そういうものが当然中心になる」

 MLBではドーム球場が減ってきている。

「野球ファンとしてはそういう思いはあるでしょう。ただ、事業性も必要。雨で中止になりました。でも、その日しか来られない人はどうなのか。あとは多目的。コンサートだとかフェスだとか。色んなことにも使わなくてはいけないだろうし。少なくとも、そこに行けば野球を中心として楽しいことが何かある、と。そういうことをジャイアンツが主催しているんだという風になったら最高。技術はどんどん変わる。野球は青空や月のもと、風を感じ、季節を感じられるのがいい。それがベストだとは思う。寒さ、暑さ、季節感って人間の記憶にリンクする。できれば自然とともに野球を見たいというのはあるでしょうね」

 88年の東京ドーム創設当初は最先端だと誰もが思った。ただ、今、他の球場も魅力的になった。球界を引っ張る巨人ならば、球場はもちろん、周辺の施設も含めてナンバーワンであって欲しい。

「もちろんです。あっと驚くようなことを考えないと。2023年にまずはファームの球場を東京・稲城市に作る。これはその先のシミュレーションも兼ねている。どうしたらお客さんが喜んでくれるのか。エンターテインメントの会社だし、お客さんが喜んでくれないものにはスポンサーはつかないし、グッズも売れない。そういう面でいうともう1度、お客さんが何を望んでいるのかを考えるぞ、というのをみんなの前でも言っている」

 ハード面をどう、変えるかでもファンの反応は変わるが、野球そのものが変わることも必要だという関係者もいる。その中でも、セ・リーグで指名打者制度を採用しては、という声はよく聞くし、今回のアンケートでも聞いた。パ・リーグとの戦力差が広がる、という側面から「賛成」と答えるユーザーは多かった。

「当然、導入して欲しいと思っている。エンターテインメントとして一番怖いのは、飽きられること。だから隙は作りたくない。野球のライバルってサッカーとかラグビーとかバスケットボールではない、と思っている。YouTubeだったり、スマホゲームだったりだと。そういうものは飽きさせない、刺激が強い。ある意味中毒性を持つ。それに対して野球は、『あ、ここは見なくても大丈夫だ』と思う人もいるはず。隙を作るというのはエンターテインメントとしてダメだと思う。そういう見方も伝統なのかもしれないけど、時代に合わせて、そのときのファンに合わせて変わっていかないと。どっちが本流で亜流か、ではなくてニーズに合わせてシステムを変えていかないと。怖いんですよ」

 パ・リーグに勝つためにとかそれ以前の問題として、コンテンツの1つとしての課題解消にもDH制導入は役立つのか。

「コンテンツとして進化しないと。今の人間の意識、思考に合わせて変わっていかないといけない。つまらない、と言われるのが本当に嫌。投手は打者と同じように打撃練習はできない。そういう投手が打席に立つのは、ある意味、商品としては欠陥と言われても仕方ない。その欠陥商品をお客さんの前に提供するのは、抵抗が大きくなる」

 一方で投手が打席に立ったり、監督が采配する上で投手交代などにも大きく影響するのが醍醐味だ、という意見もある。

「そういう見方も当然ある。でも、野球ってあえていえばたった85年の文化。過去を大事にするのも分かるが、この先、100年、200年続くと思ったら早めに対応していかないと。飽きられたら終わりだから。つまらない、というのはエンターテインメントとしては最悪の評価。ワクワクしないとか、ドキドキしないとか。色々言っても、結局は面白いか面白くないか。惹かれるか、惹かれないか。評価するのは人間だし、その人たちに合わせないと。いつの間にかつまらない方に分類されてしまっては大変なことになる。色々なことを発信して、評判にならないと。いいことはもちろん、それ以外のことも発信して、うれしいとか、頭にきたとかでもいい。何しろそこで無視される、スルーされるのが一番悲しい。野球界、巨人から色々アピールしても気にかけてもらえないのは一番まずい。エンターテインメントとしては無関心というのは最大の敵」

 アンチ巨人は大歓迎?

「もう、それは大歓迎です。色々言ってほしい。意見を色々と。私の巨人、僕の巨人になってほしい。日常の中に少しでもいいのでジャイアンツ、とか、巨人、とかそういう名前が出て欲しい。それが僕の願いです」

※最終回は「育成・補強編」です!

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