【東京六大学】昨夏甲子園のフェアプレー弾男、花咲徳栄・菅原が明大に入寮“いい人”は卒業へ

進学する明大の合宿所に入寮した花咲徳栄・菅原(右は明大OBの父・良一郎さん)
進学する明大の合宿所に入寮した花咲徳栄・菅原(右は明大OBの父・良一郎さん)

 昨夏の甲子園2回戦で、左腕に死球を受けながら自ら当たりに行ってしまったことを自己申告し、その直後に同点弾を放って話題となった花咲徳栄(埼玉)の菅原謙伸捕手(3年)が2日、東京・府中市内の明大合宿所に入寮。大学では、明大魂で泥臭くプレーすることを誓った。

 世界中を湧かせたフェアプレー弾男が、“いい人”に別れを告げる。明大は、故・島岡吉郎元監督が「何とかせい!」「当たってでも出ろ!」とベンチでナインを鼓舞したことが伝説になっていて、勝利への執念を前面に出した人間力野球で知られている。昨夏は死球を辞退した菅原も「チームの方針に従います。あのホームランは見えない力が働いたと思っているので、もっと練習して自分の力で打てるようになりたいです」と気合いを入れた。

 また、父・良一郎さん(58)は明大野球部OB。父子2代で明大野球部の門をたたくことになった。善波達也前監督、元ヤクルト・広沢克己(ともに57)と同期で、投手として84年秋のリーグ優勝にも貢献した父の背中を追う菅原は「父はベストナインを取ってないので、自分はベストナインを取って父を超えたいです」と意気込んだ。

 ◇フェアプレー弾VTR 昨夏の甲子園2回戦で、花咲徳栄は明石商と対戦。2―3で迎えた7回1死走者なし。9番・菅原は1ボールからの2球目、明石商の151キロ右腕・中森俊介(2年)のスライダーが左肩付近に直撃。頭部死球を心配して「大丈夫か?」と聞いてきた球審に対し「大丈夫です。自分が前のめりによけてしまった。よけ方が悪かったので死球じゃないです」と申告。これを球審が認めてボールと判定されると、菅原は「試合を中断させて迷惑をかけてしまったので」と、球審、明石商バッテリー、明石商ベンチに対して頭を下げて謝罪。その直後、中森が投じた直球をフルスイングし、左越えに公式戦初アーチとなる同点ソロ。その後、試合には敗れたが、この一発が「フェアプレー弾」として話題に。米メディアでも紹介され、動画サイト「YouTube」にアップされた動画の再生回数はのべ600万回超に達した。

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