【日本ハム】吉田輝星2年目の進化…変化球も解禁、初日からブルペン52球

キャンプ初日からブルペンで52球を投げ込んだ日本ハム・吉田輝(カメラ・頓所 美代子)
キャンプ初日からブルペンで52球を投げ込んだ日本ハム・吉田輝(カメラ・頓所 美代子)

 日本ハムの春季キャンプが1日、沖縄でスタートした。2軍(国頭村)で始動した清宮幸太郎内野手(20)、吉田輝星投手(19)の“KK”コンビが初日から躍動した。吉田輝は初日からブルペン入りし、スライダーなど変化球も解禁して52球。改良したフォームが安定感を生み、2年目の進化を披露した。清宮は19年10月の右肘の手術後、初の屋外フリー打撃。17本の柵越えを放ち順調な回復を示した。

 吉田輝が、堂々と右腕を振った。まだ少し肌寒さも残る沖縄で、初日からブルペン入り。新人捕手の梅林を相手に、直球を中心に52球。スライダーも解禁し、自主トレからまた一段ギアを上げた。右肘の違和感もあり、ここまで慎重に調整を続けてきたが「今日はちょっと寒いですけど、暖かいと気分良く投げられる」。周囲の不安を吹き飛ばすように笑った。

 確実に安定感を増している。下半身主導で上体の開きを抑える新フォームは「できるだけ打者に胸を見せないように、左肩が開かないようにできている」。同時に、軸足がかかと体重になり、膝が突っ張る悪癖も改善。1年目から見守る加藤武治2軍投手コーチ(41)も「フォームが安定して崩れなくなった。力を入れると(球が)暴れる癖が落ち着いてきた」と吉田輝の成長を口にした。

 カットボールとスライダーの差別化にも取り組む。昨季は曲げようとするあまり、腕の振りが緩くなっていた。加藤コーチは「カットが(曲がりすぎ)スライダーになっている」と指摘。直球と同じ鋭い腕の振りで手元で微妙にスライドする変化が、最大の武器の直球を生かす理想型だ。完成度はまだまだだが「加藤コーチにも初日の割には良いボールが行ってたと言ってもらった」と手応えもあった。

 右肘の不安からブルペン以外の投球はまだ制限がかかるが、状態は右肩上がり。2日はノースローで、4日に再度ブルペン入りし、8日に打撃投手を務める予定だ。順調に状態が上向けば、15日の紅白戦(国頭)で実戦登板も視野。「第2、3クールには実戦で戦える状況にしておきたい」。一回り成長した右腕が、2年目の好スタートを切った。(秦 雄太郎)

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