【巨人】「巨人を語ろう!!」に今村社長答えた 「戦力分析編」

巨人の未来を熱く語った、今村社長
巨人の未来を熱く語った、今村社長

 スポーツ報知では、日本一を目指す巨人について10の質問を設置して、巨人ファンに緊急アンケートを行った。開幕オーダーや先発ローテーション、さらには自前球場を持つべきかなど、気になる項目が満載で、800件以上の意見が集まった。このたび、巨人・今村司代表取締役社長兼編成本部長(59)に皆様からいただいた貴重な意見を直撃した。スポーツ報知WEBサイト限定の大型企画を3回に分けてお届け。1回目は「戦力分析編」だ。

 ファンは目の前に迫ったキャンプ初日が待ちきれない様子だ。まずは開幕はどんな打順が理想かを聞いた。1番セカンド吉川尚、2番ショート坂本、3番センター丸、4番サード岡本という答えが7割以上だった。そのあとは亀井、パーラらが名を連ねる結果になったが、昨年、イースタン・リーグで首位打者に輝いた山下が一塁、左翼、右翼でも名前が挙がった。

 「(山下は)打つ方は抜群。バットコントロールというのは一朝一夕に身につく物ではないらしく、1年目で育成からすぐに支配下登録されて、ファームで首位打者をとるのは並大抵ではない。身体能力や選球眼もすごいんだと思う。なぜあんな選手が育成ではなくドラフトにかからなかったのかと思うほど」

今村社長答えた「戦力分析編」

 ファンは、山下らの若手の台頭を望んでいるように見えるが、シーズンに入れば勝つことが大前提になる。若手にとってはチャンスが減ってくる可能性もあるが、社長としてはどう考えるのか。

 「勝つためにチームを作るわけだし、客商売だし無様なプレーは見せられない。お客様がどうしたら喜ぶのか、というのを原監督は目いっぱい考えている。原監督の気持ちは若い、将来性のある選手がいるならそっちを優先して使いたいと思っている。お客さんも沸くし。勝利することとお客さんを沸かせるという両方のバランスを考えながら采配していることが原監督のすごいところ」

 巨人以外なら、勝利よりも育成に舵を切りやすい、という見方もできる。

 「毎試合4万人以上のファンの方が球場で見てくれていて、さらにテレビ中継もあって、そこは巨人選手の宿命。そこで生き残った選手が、主軸になってきたという歴史もある。そこで圧力に耐えられずに落っこちてしまった選手は、それはふさわしくなかったと割り切るしかない。本来なら、注目を浴びるだけ燃えて燃えて、パフォーマンスを上げる、という感じ。そこでお客さんの視線に萎縮したりして力を発揮できなかったらそれは仕方がない、と思うしかない。だからプロは年俸を何億も稼げるわけだし、お客さんを何万人も集められるパフォーマンスができる」

 新外国人のパーラも獲得したが、一塁、そして二塁などまだまだ若手にとってチャンスはある。

 「今年はFAで選手をとらなかった。チャンスのあるポジションは各自、分かっているはず。内部の競争はすごいと思う。ある面、1軍でまだ定位置を手にしていない選手、特に二塁を争う選手は何人もいる。ただ、二塁のレギュラーって1人。そういう意味でも競争がすごくなるのは間違いない」

 競争は野手だけでなく、投手にも起こる。アンケートでも、先発5本柱は誰かと聞いた。菅野は96%を集めたが、山口俊が抜けた今季は、若手にもチャンスは多い。メルセデス(81%)、サンチェス(78%)らの期待値は当然だが、高橋(81%)、桜井(58%)、戸郷(50%)も人気が高かった。

「菅野の大黒柱は当然。サンチェスは相当やると思う。対応力、適応力もあると聞いているし、15くらいは勝つと思っている。メルセデスもいて、桜井がいて、高橋がいて、畠や戸郷、鍬原、この辺はものすごい戦いになると思う。(首脳陣は)先発は6人で考えていると思う。中継ぎ、抑え、だれがそのポジションを取るんだろうというのはありますね」

 野手と同様、先発もファンは若手の台頭を待っている。

「畠の調子もいいし、鍬原も少し腕を横気味に変えて。後は古川ですよ。そして高田。この2人はプエルトリコのウィンターリーグに行って一皮むけた。今村も黙っていないだろうしね。右、左とそろった。それぞれがどの分野で勝ち残るかでしょうね。そうは言っても、中継ぎには大竹もいるし、田口もいる。彼は先発かもしれないけどね。鍵谷、新外国人のビエイラがいて、中川がいて。そこに抑えとして期待されているデラロサ(アンケートでも88%が抑えにふさわしいと回答)がいて。勝利の方程式がこの中の選手で決まって、7、8、9回がしっかりすれば先発が5回、6回まででという形で結構回せるので、非常に楽しみにしている」

 これだけの先発メンバーがいれば、1年間、駒不足に悩まされることはない。

「先発が6本いれば、同一カード3連敗は避けられる。その6本のうち、2本、15勝級がいて、10勝級が2本いて、7、8勝が2本という形になれば非常にいい形になる。後ろを固めれば、先発の負担も軽くなる。そうなると面白くなる」

※2回目は「ビジネス・営業編」です!

◆山下 航汰(やました・こうた)2000年11月15日、大阪・柏原市生まれ。19歳。柏原小3年から野球を始め、柏原中では「羽曳野ボーイズ」に所属し、3年時にジャイアンツカップ優勝。高崎健康福祉大高崎高では1年春からベンチ入りし、同年夏から4番。17年センバツでは、2年生では史上初となる1大会2発の満塁弾を放った。高校通算75本塁打。18年育成ドラフト1位で巨人入団。2019年、打率3割3分2厘でイースタン・リーグ首位打者。1軍通算は12試合12打数2安打。打率1割6分7厘。176センチ、80キロ。右投左打。年俸600万円。

◆エンジェル・サンチェス(Angel Sanchez)1989年11月28日、ドミニカ共和国出身。30歳。2010年にドジャースと契約。その後マーリンズ、レイズ、Wソックスを経て15年にパイレーツ移籍。16年は右肘トミー・ジョン手術を受け全休。17年にメジャーデビューして8登板1勝0敗、防御率8・76。同年11月に韓国・SK入り。昨年はSKで17勝5敗、防御率2・62。最速158キロの速球に高速カット、スライダー、チェンジアップを操る。185センチ、88キロ。右投右打。

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