元巨人コーチの小谷正勝氏、がん闘病…胃と大腸「これは闘いですよ」

小谷正勝氏
小谷正勝氏

 長年、巨人でファームの投手コーチを務めた小谷正勝氏(74)が、がんと闘っていることが30日、分かった。昨年8月に体調面の不安のため自宅療養となり、9月に病院で検査を受けた結果、胃と大腸にがんが見つかり12月まで入院。現在は退院して自宅から通院している。スポーツ報知の取材に対し「これは闘いですよ」と決意を示した。

 昨年10月、巨人から退団が発表された際は「体調面に不安があるため本人から申し出があり了承した」という内容で、詳しい病状は伏せられていた。小谷氏はがんとの闘病が公になることについて「同じようにがんと闘っておられる方が他にもおられると思うから」と説明。前向きに病と向き合う姿は、他のがん患者に勇気を与えるに違いない。

 小谷氏は長年、ファームで指導者として投手を育てた名伯楽。DeNAの三浦大輔2軍監督、西武の内海哲也投手、巨人の山口鉄也3軍投手コーチをはじめ、恩義を感じる投手は球界に多数いる。いつも「俺のことはいいんだよ」と表に出ようとせず、黙々と選手に的確な助言を送ってきた。

 巨人では投手の練習メニューに内野ノックを導入。ゴロ捕球後の一塁への送球でカーブなど変化球を投げる練習を取り入れていた。下半身がしっかり使えていないとうまく投げられないため、フォーム固めに効果的だった。「我々の時はがん=死だった。今は治るらしいね。すごいね。どうなるか分からんけど」と小谷氏。今後も体調を見ながらになるが、コラム執筆などで野球界に関わっていく。

 ◆小谷 正勝(こたに・ただかつ)1945年4月8日、兵庫県生まれ。74歳。明石高、国学院大を経て67年ドラフト1位で大洋(現DeNA)入団。77年の引退後は大洋、ヤクルト、横浜でコーチを歴任し、2005年から11年まで巨人2軍投手コーチ。13年から16年までロッテ2軍投手コーチ、17年から19年途中まで巨人ファームコーチ。プロ通算285登板24勝27敗6セーブ、防御率3・07。右投右打。

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