元近鉄の投手として2000年6月にノーヒットノーランを達成したメキシコ出身のナルシソ・エルビラ氏が同国東部ベラクルス州で殺害されたと28日、複数のメキシコメディアが報じた。52歳だった。武装集団に銃撃され、一緒にいた息子も殺されたという。
エルビラ氏は1987年にブルワーズと契約、90年に4試合だけメジャーでの登板があったが、その後はマイナー暮らしが続き、2000年に近鉄と契約。6月20日の西武戦でノーヒットノーランを成し遂げ01年までプレー、33試合に登板し7勝8敗だった。2009年まで韓国プロ野球、メキシカン・リーグなどでプレーしていた。
現役引退後は母国に戻りサトウキビ工場を経営。2015年に誘拐され、約1か月後救出されたこともあった。