関学大アメフト部・大村和輝新監督「俺がやるねん」鳥内イズム継承

スポーツ報知
関学大アメフト部の新監督に就任した大村和輝監督

 甲子園ボウルで30回の優勝を誇る関学大アメフト部が新時代を迎えようとしている。28年間チームを率いた鳥内秀晃監督(61)に代わり、OBでアシスタントヘッドコーチ兼オフェンスコーディネーターの大村和輝氏(48)が2月1日付で新監督に就任。偉大な前指揮官から注入された「俺がやるねん!と選手と向き合ってやっていけるところはすごい。結果に対して責任を取る覚悟でやっていくことが大事」という“鳥内イズム”を胸に、チームに新たな風を吹かせる。

 現役時代に2度の甲子園ボウル制覇に貢献した大村氏だが、幼い頃は野球少年だった。プロ野球選手になる夢を抱き、県内の別の強豪校への憧れもあったが、母の勧めもあり関学中に進学。野球を続けるつもりだったが、新入生オリエンテーションでアメフトに似たスポーツを行った際、活躍が関係者の目に留まり「おだてられて、引っ張られた」と伝統ある関学アメフト部の門を叩くことになった。

 高1の頃には当時の指導者と反りが合わず部を辞めたこともあったが「もう一回頑張りたい」と大学で競技を再開。卒業後はさまざまなチームでコーチ経験を積み、2009年に母校に帰ってからは11年間で8度もチームを甲子園ボウルに導くなど手腕を発揮。勉強が苦手な選手には、合宿で自身のおすすめの本を渡して読解力をつけさせるなど、グラウンド外での指導にも力を入れてきた。新監督就任後も、さまざまな角度から「足元を客観的に見られていない。成し得たいことと現状の距離が合わせられていない」というチームの課題に全力で取り組んでいくつもりだ。

 昨年、甲子園ボウル連覇を果たしたが、現在、関西の大学アメフトは最大のライバルである立命大をはじめ、実力が拮抗(きっこう)する戦国時代となっている。学生NO1の座を守り続けるためにも「一戦必勝でやらないとまずいと思っています。理想としているのは、勝つべくして勝つチームになること」と気合十分。チャレンジ精神を持ち、関学大ファイターズをさらなる常勝軍団に変える。

 ◆大村 和輝(おおむら・かずき)1971年6月22日、兵庫県明石市生まれ。48歳。関西学院中から関西学院高、関学大法学部に進学。卒業後はリクルートに就職し、1998年から東京海上ドルフィンズなどでコーチを務める。03年にはハワイ大にコーチ留学も経験し、09年に母校のコーチに就任。他にも07年W杯日本代表のコーチや、18年U―19日本代表攻撃コーディネーターなど各代表チームでも指導を行ってきた。関学大スポーツ振興・統括課所属。趣味は読書とサウナ。

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