◆第37回東海S・G2(1月26日、京都競馬場・ダート1800メートル、重)
今年は京都での開催となったダート重賞は16頭によって争われ、松山弘平騎手が騎乗した2番人気のエアアルマス(牡5歳、父マジェスティックウォリアー、栗東・池添学厩舎)が好位から抜け出し、後続の猛追を振り切って重賞初制覇。フェブラリーS・G1(2月23日、東京)の優先出走権を手にした。勝ち時計は1分50秒2。
2着は3番人気のヴェンジェンス(幸英明騎手)。1番人気のインティ(武豊騎手)は控える戦法で臨んだが、ゴール前で甘くなり3着に終わった。
池添学調教師(エアアルマス=1着)「ああいう形(好位の外でもまれない競馬)になれば力を出せる。(松山騎手は)3週連続で追い切りに乗って、馬のことを分かっていた。(レース前の指示は)聞かれもしなかったですし、何も言わなかったです。今回は耳までメンコ(覆面)を着けました。(前走で)競馬の前に外したら気の入りが悪かったので。隊列もすんなり決まって、砂をかぶらないところに行けた。(他馬が)まくってきたり、変なレースにならなかったのでね。何ともなければ、次はそう(フェブラリーS)だと思います。馬の状態を見てです。フェブラリーなら騎手は、松山騎手です。ずっと2歳の時から調教に乗っているので、手は合うと思っていた。この馬は弱点はあるけど、勝ち方は派手だし、なんとか大きいところを勝たしてあげたいと思っていたので、ほっとしています」