松田瑞生が2時間21分47秒で2年ぶりV 東京五輪派遣設定記録を突破

スポーツ報知
2時間21分47秒で優勝した松田瑞生はこぶしを突き上げてゴール(カメラ・岩崎 龍一)

◆大阪国際女子マラソン(26日、ヤンマースタジアム長居発着)

 東京五輪マラソン女子代表の3人目を選考するMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)ファイナルチャレンジ第2戦として行われ、松田瑞生(24)=ダイハツ=が2時間21分47秒(記録は全て速報値)で2年ぶりの優勝を果たした。2時間22分22秒の派遣設定記録を突破した。

 レースは19日のアラムコ・ヒューストンハーフマラソンで14年ぶりの日本新記録を樹立した新谷仁美(31)=積水化学=がペースメーカーとして1キロ3分20秒前後の完璧なペースメイク。海外勢に加えて松田瑞生(24)=ダイハツ=や福士加代子(37)=ワコール=、小原怜(29)=天満屋=らもしっかり先頭集団を形成。5キロを16分36秒で通過した。

 好調の松田を中心に10人の先頭集団で10キロを33分7秒で通過。この間の5キロを16分31秒とハイペースとなり、昨秋のドーハ世界陸上7位の谷本観月(25)=天満屋=らが脱落する。12キロ地点では予定通り新谷がペースメーカーとしての役目を終えた。

 15キロを49分43秒。17キロを過ぎて小原が遅れ始める。20キロも1時間6分17秒とハイペースが続き、福士も脱落。先頭集団の日本人選手は松田だけになる。

 福士は25キロ地点付近で途中棄権。松田はペースメーカーより前を走り、先頭集団を引っ張る形で展開した。30キロを1時間39分51秒で通過。31キロを過ぎて松田がスパートして単独トップに。

 沿道から「瑞生!」と地元・大阪の声援を力に変えて粘りの力走を続けた松田。後続を振り切って、2年ぶりの優勝のゴールテープを切った。

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