【巨人】戸郷、師匠マネて2年目飛躍 山口流「顔横」で「脱力」

グラブを顔の横に上げる新フォームでキャッチボールする戸郷(カメラ・橋口 真)
グラブを顔の横に上げる新フォームでキャッチボールする戸郷(カメラ・橋口 真)

 巨人の戸郷翔征投手(19)が25日、ともに自主トレを行った“師匠”山口(ブルージェイズに移籍)のような脱力投法で今季を戦い抜く姿勢を示した。昨年は左足を上げる動作の時に、両手を一旦腰の辺りに落としていたが、顔の横に固定する新フォームに着手。“ポスト山口”の筆頭候補として期待の大きい2年目が、確かな手応えを得てキャンプを迎える。

 一回りも二回りも大きくなってG球場に帰ってきた。沖縄や、鳥取のトレーニング施設「ワールドウィング」での山口との合同自主トレを終えた戸郷は「引き出しが増えた。去年と違ったところが多いので、楽しみです」と自らに期待を寄せた。

 山口に、先発として「長いイニングを投げるためにはどうすればよいか」をたずね、「力の抜き加減が大事」と助言された。「去年は思い切り投げていたけど、あまり力を入れずにいい球がいくところを探していた。ずっと本気で投げてたら肩肘も壊れやすいので。今年は走者がいない時は、5割、6割ぐらいの力で投げたい」。全力投球から脱力投法へとシフトチェンジする考えを示した。

 その一環として、フォームにも小さな変化を取り入れた。新人で1勝を挙げた昨年は、左足を上げる時に、グラブをはめる左手と球を持つ右手を一旦腰の辺りに落としていた。だが、新フォームではグラブを顔の横に残したまま投じる。「僕の中では全然違う。真っすぐの質も違いますし、全身の力を抜いて投げられる」。戸郷のセットする時のグラブの位置は顔の横。山口は腰の前。投球開始前の位置は異なるが、始動してからの形を、“師匠”と同じにした。その確かな効果を実感している。

 昨年末に課題に挙げていた体重の増量にも成功した。野球人生で初めて筋トレを行わないオフとなったが、鳥取での初動負荷トレーニングや、500グラムのステーキを一食で平らげるなど、1回の食事量を増やして4キロ増。過去最高となる体重76キロとなり、球がさらに力強くなった。

 春季キャンプは1軍スタートが決定。「まずは那覇に行く。でも行くことだけが成功ではないので、オープン戦でも結果を出して、いい状態で開幕に入れるように。俊さんとやって、『やれる』という感情が出てきた」と早くも鼻息は荒い。“ポスト山口”筆頭候補の19歳。「大きくなったなと言われるようにやっていきたい」と話すその顔には、自信がみなぎっていた。(河原崎 功治)

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