エースの教えを胸に選手として成長した鍬原

菅野智之(手前)とキャッチボールをする鍬原拓也(カメラ・中島 傑)
菅野智之(手前)とキャッチボールをする鍬原拓也(カメラ・中島 傑)

 鍬原拓也(23)に対し抱いていた印象が一変した。

 巨人担当のカメラマンに2年ぶりに復帰した私は今月初め、米ハワイで行われていた”菅野組”を取材した。絶対的エース・菅野智之投手(30)が若手投手の宮国椋丞(27)、中川皓太(25)、直江大輔(19)、そして鍬原を率いて行う自主トレ。鍬原との出会いは17年11月、中大の先輩であり巨人軍の大先輩でもある阿部慎之助(現2軍監督)との対談企画の撮影だった。その時は極度に緊張し口数も少なく、大学生らしい初々しさが印象的だった。プロ3年目となる鍬原とは久々の再会だ。

 自主トレでのキャッチボールは、菅野との相手が毎日変わるように配慮し行われていた。取材2日目の菅野の相手は鍬原だった、昨年の秋季キャンプから投球フォームをサイドスローに変更し、それなりに手応えをつかんでいた。キャッチボールでは菅野に対し1球1球ボールの質、回転、曲がり等を聞いて確認し、終わってからも質問攻めにした。自主トレに来た当初は、サイドスローとオーバースローは全然違うものと思っていてあまり質問できなかったというが、「いざ質問してみると熱心にサイドスローについて教えてくれたことがきっかけで、積極的に質問出来るようになり、自分自身と菅野さんを対照的に見て、自分との違いを質問できるようになった」と話した。後輩からの質問に真剣に答える菅野が、鍬原を積極的に変えていたのだ。

  • 色紙に今年の漢字一文字書いた鍬原拓也(カメラ・中島 傑)
  • 色紙に今年の漢字一文字書いた鍬原拓也(カメラ・中島 傑)

 ハワイでの自主トレを終えた鍬原の目は輝いていた。「菅野さんに野球の技術もそうだけど、人間としても勉強したい」と願い実現した今回の自主トレ。球界を代表する投手との約3週間に及ぶ濃密な自主トレは彼を大きく成長させたに違いない。青空の下、色紙に書いた一文字は”挑”。「目標は一軍定着、そして中継ぎなら最低50試合、1年間先発なら最低10勝を達成したい」と目を輝かせる。エースの教えを胸に選手として成長し活躍する鍬原の姿を撮影するのが今から楽しみだ。(記者コラム・中島 傑)

菅野智之(手前)とキャッチボールをする鍬原拓也(カメラ・中島 傑)
色紙に今年の漢字一文字書いた鍬原拓也(カメラ・中島 傑)
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