山口俊、黒田の“男気復帰”に憧れ「米国で成功」し「最後はジャイアンツに恩返し」

雨天のため、まだ水たまりのあるグラウンドでキャッチボールを行う山口(カメラ・石田 順平)
雨天のため、まだ水たまりのあるグラウンドでキャッチボールを行う山口(カメラ・石田 順平)

 米大リーグ・ブルージェイズでプレーする山口俊投手(32)が23日、巨人への恩返しを約束した。球団初となるポスティングシステムで、夢を後押ししてくれた古巣への感謝は深まるばかり。メジャーで成功することを大前提に、黒田博樹氏(44)のような“男気復帰”が将来的な希望にあることを打ち明けた。

 「一番は米国で成功すること。米国で成功した状態で戻ってきたい。最高の形でね。最後はいい形でジャイアンツに恩返しがしたいですね」。新たな挑戦へ向けた高揚感とともに、強くなっていく巨人への愛着。「背番号11を空けて残してくださった。うれしかったし、ありがたかったですから…」と原監督らの温かい配慮も心に響いたからだ。

 16年オフにDeNAからFAで加入。昨年は最多勝と最高勝率、最多奪三振の投手3冠とフル回転し、5年ぶりのリーグ優勝に貢献した。「僕が一番、憧れる形。そういう選手生活を送りたい」と重ね合わせたのは同じ右腕のレジェンド・黒田だった。メジャーの巨額オファーを受けながら、愛する広島復帰を決断したのは選手生活の晩年。「100%、戦力として見てもらえる状態で恩返しをしたい」と志を高くした。

 この日から鳥取市内のトレーニング施設「ワールドウィング」で練習を開始。先発枠を勝ち取るため、新たな球種を習得中だ。右打者へのツーシーム、左打者にはカットボール。「内角のベルトあたりに食い込ませることができれば、かなり楽になるかな」とイメージを膨らませ、初めて捕手を座らせて11球を投げた。「今やるのは一年一年、勝負していくこと。その先に結果として、そういう理想像になるように…」。いつも心にジャイアンツ愛。実直な本格派は真っすぐに突き進む。(長田 亨)

 ◆広島・黒田の“男気復帰” 07年オフにFAでメジャー挑戦を決断し、ドジャースへ入団。ヤンキースとの2球団で計79勝をマークした。14年オフには約20億円ともいわれた巨額オファーを断り、約5分の1の条件で広島復帰。16年7月に史上2人目の日米通算200勝を達成するなど、25年ぶりの優勝に貢献した。同年10月に現役引退を表明。背番号「15」は永久欠番となった。

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