【東海S】3月定年の作田誠二調教師、ヒストリーメイカーで10年5か月ぶり重賞制覇狙う

レースで騎乗する畑端を背に坂を駆け上がるヒストリーメイカー
レースで騎乗する畑端を背に坂を駆け上がるヒストリーメイカー
定年を前に“最後の大仕事”に挑む作田調教師
定年を前に“最後の大仕事”に挑む作田調教師

◆東海S追い切り(23日・栗東トレセン)

 26日に行われる2重賞の出走馬が23日、確定した。東海S(京都=1着馬にフェブラリーSの優先出走権)に出走するヒストリーメイカーは、3月3日に定年を迎える作田誠二調教師(70)=栗東=が見守るなか、栗東・坂路で最終追い切り。18日に米国で死んだエンパイアメーカーの産駒で、同師が自身10年5か月ぶりとなる重賞制覇を飾るか。

 いつもと同じように、栗東の坂路を一番最後に走破した。3月3日付で定年解散となる作田厩舎のヒストリーメイカーは、単走で54秒4―12秒6。他馬を気にしてイレ込む面を考慮し、1頭だけの時間帯に、前走時542キロの巨体が躍動した。2戦ぶりに鞍上に戻った畑端は「スピードよりパワー型。しっかり動いていました。乗せていただいている作田調教師には、感謝の気持ちしかありません」。雨が降り続くなか、心を込めてけいこをつけた。

 3歳12月まで勝てず、金沢競馬へ移籍。中央に復帰した昨年は3勝を挙げてオープン入りし、飛躍の一年となった。作田師は「追い切りは予定通り。惜しい競馬が続いていたけど、ようやくここまで来た。左回りに実績がないので、川崎記念を見送ってここへ。重賞でどのくらいやれるか、能力の比較という意味で見てみたい」と意欲満々。そして今回のJRA重賞初挑戦は、米国で現地時間18日に死んだ父エンパイアメーカーの弔い合戦にもなる。

 作田師は96年に開業してJRA通算289勝。四半世紀に及ぶ調教師生活も、残りわずかとなった。トレーナーは「馬がすることだから、それ以上は何もできない。でも、ここでいい競馬をして、もうひとつ上に行けたら」と、フェブラリーS・G1(2月23日、東京)を思い描く。

 東海Sは06年にハードクリスタルで制した相性のいいダート重賞。09年の札幌2歳S(サンディエゴシチー)以来、10年5か月ぶりとなる重賞Vを決めて、G1を引退の花道にするか。(内尾 篤嗣)

 ◆作田 誠二(さくた・せいじ)1949年3月7日、青森県生まれ。70歳。68年に東京・見上恒芳厩舎から騎手デビュー。その後、栗東に移り、93年の引退まで通算218勝。95年に調教師免許を取得し、96年に開業。JRA通算289勝。厩舎にはかつて藤岡佑介騎手が所属。

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