【阪神】掛布雅之氏に異例の新ポスト「HANSHIN LEGEND TELLER」就任へ

阪神電鉄の新ポスト「レジェンド・テラー」に就任することが決まった掛布氏
阪神電鉄の新ポスト「レジェンド・テラー」に就任することが決まった掛布氏
85年4月17日の阪神・巨人戦のバックスクリーン3連発。7回2死、バースに続き掛布が中越えソロを放つ(投手・槙原、捕手・佐野)
85年4月17日の阪神・巨人戦のバックスクリーン3連発。7回2死、バースに続き掛布が中越えソロを放つ(投手・槙原、捕手・佐野)
掛布ヒストリー
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 阪神OBの掛布雅之氏(64)が、阪神電鉄本社内の新ポスト「HANSHIN LEGEND TELLER」(ハンシン・レジェンド・テラー)に就任することが22日、分かった。この日、大阪市内で藤原崇起オーナー(67=電鉄本社会長)と会談。同ポストの就任要請を受諾した。掛布氏は昨季まで2年務めたオーナー付シニア・エグゼクティブ・アドバイザー(SEA)が任期満了となり、昨年10月末日で球団を退団していた。

 掛布氏に球界で前例のない新ポストが用意された。「LEGEND TELLER」は直訳すると「伝説を語る人」となる。阪神の部分もあえて「HANSHIN」と英語で表記したのは、アジア市場など、世界戦略を見据えてのものだろう。電鉄本社の関係者は「輝かしい実績と経験に裏打ちされた観察力と、球界屈指の見識を有する掛布氏に、プロ野球にとどまらず、野球全般の振興のため、それに関わる助言、解説、大きな野球愛を語っていただきたい」と説明した。いわば「猛虎の野球伝道師」という役割だ。

 3度のホームラン王に輝いた実績。阪神ファンだけでなく、誰からも愛される明るいキャラクター。卓越した野球理論。絶大な存在感のある掛布氏を本社が手放すことはなかった。2軍監督を2シーズンで退任後、17年11月に就任したSEAとしての契約が昨年10月で満了。藤原オーナーは同12月の囲み取材で「野球を広めていただく。みんなに(野球が)面白いと思っていただく。そういうふうな仕事で何かできないか、というご相談はさせていただいています」と言及していた。

 新ポストの肩書は電鉄本社内で熟考を重ねて決定した。「HANSHIN LEGEND TELLER」はミスタータイガースの掛布氏でしか成立しない役職。この日、藤原オーナーが直々に就任を要請し、承諾を得た。基本的な職務内容は、オーナーや電鉄本社・秦社長に助言や提言を行うとともに、甲子園での試合をオーナーや関西財界トップと定期的に観戦し、解説を行う。また、昨季までのSEA時代よりも制限なく、評論活動やタレント活動が行えることになった。

 阪神は今年、球団創設85周年を迎え、記念のドキュメンタリー映画「阪神タイガース THE MOVIE~猛虎神話集~」が2月14日から全国で公開される予定。そのナビゲーターも掛布氏が務めている。タイガースの魅力を発信する余人を持って代え難い存在。親会社の異例のポジションを得て、これからも老舗球団発展の一助を担う。

 ◆掛布 雅之(かけふ・まさゆき)1955年5月9日、千葉県出身。64歳。千葉・習志野高では2年夏に甲子園出場。73年に阪神入団。85年に「4番・三塁」で日本一の原動力に。本塁打王3度、打点王に1度。86年以降は死球による骨折など故障に泣き、88年に33歳で現役引退。通算1656安打、349本塁打、1019打点、打率2割9分2厘。

阪神電鉄の新ポスト「レジェンド・テラー」に就任することが決まった掛布氏
85年4月17日の阪神・巨人戦のバックスクリーン3連発。7回2死、バースに続き掛布が中越えソロを放つ(投手・槙原、捕手・佐野)
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