中日・与田剛監督(54)が22日、都内で行われた12球団監督会議に出席。“戦友”の広島・佐々岡真司監督(52)と指揮官就任後としては初めて対面し、3月20日からの開幕3連戦(マツダ)での健闘を誓い合った。
会議を終え、会場を出ると新指揮官とガッチリ握手した。与田監督は「年は下ですが尊敬する野球人。いい戦いをしたいという思いだけです」とエール。佐々岡監督も「同期で入って2人とも監督するとはまったく考えていなかった」と感慨にふけっていた。
ともに1989年ドラフト1位のプロ野球同期生。しかも与田監督はNTT東京、佐々岡監督はNTT中国の出身で、アマ時代から旧知の仲だった。90年にはともに新人王を争い、剛速球で31セーブを挙げた与田監督が制した。
さらに与田監督は「高津もね…いや、高津監督って呼ばないといけないか」と苦笑いしながら「高津監督も大学(亜大)の後輩で、素晴らしい経験を持っている。手ごわい監督がどんどん増えるなという思いです」と気合を込めた。そして「日本一の監督(ソフトバンク・工藤監督)、リーグ制覇した監督(巨人・原監督、西武・辻監督)の顔を見て、自分もその仲間入りをしたい気持ちもあります」と、改めて9年ぶりのリーグVを目標に掲げた。