宝塚雪組・諏訪さきが涙、涙の初主演「今まで生きてきた中で一番の経験、幸せな時間でした」

雪組「ワンス アポン ア タイム イン アメリカ」の新人公演を終え、舞台上で笑顔の諏訪さき(右)と潤花
雪組「ワンス アポン ア タイム イン アメリカ」の新人公演を終え、舞台上で笑顔の諏訪さき(右)と潤花

 宝塚歌劇雪組ミュージカル「ワンス アポン ア タイム イン アメリカ」の新人公演が21日、兵庫・宝塚大劇場で上演された。

 1984年に公開されたギャング映画を原作にした世界初のミュージカル作で、貧民街育ちのマフィアがたどる悲しき運命を描く。主人公ヌードルス役は、入団7年目で今春に新人公演を卒業する第99期生・諏訪(すわ)さき。ラストチャンスで初主演をつかんだ。

 公演の長(リーダー)でもある諏訪は、カーテンコールで「生命力にあふれるヌードルスに向き合い、どんなに厚い壁でも…」と話したところで思わず涙がこみ上げ、言葉が詰まり「…すみません」。客席からの「頑張れ~」との声援を受け、「壁を乗り越えて精いっぱい生き抜くんだというメッセージを感じ、ヌードルスに背中を押されました」と立て直した。最後は「大きな愛で包んでいただき、感謝でいっぱいです」とファンに頭を下げた。

 終演後、諏訪は「あんなに泣くつもりはなかったんです。ホッとしたのと、拍手の温かさで…思い出すだけでも泣きそう」と照れくさそう。ヌードルスは劇中では日の当たらない場所で生き続けるが、センターのスポットライトを浴びて「今まで生きてきた中で一番の経験をさせていただいた。幸せな時間でした」と達成感をかみしめた。

 歌劇団随一の歌唱力を誇るトップスター・望海風斗(のぞみ・ふうと)が本役を務めているが、諏訪も豊かな声量で難しいナンバーの数々を歌い上げ、実力のほどを証明してみせた。望海からは上演前に「大丈夫。ギャングは緊張しないから。ギャングは生きるか死ぬかでしょ?」とカツを入れられたそうで「雑念なく集中できました。また、トップの方の責任感も感じました」と高い経験値を得たようだった。

 ヌードルスが恋心を寄せ続けたデボラは、今春で5年目に突入する潤花(じゅん・はな)が担当。新人公演では3度目のヒロインとなった。バウホールや外部劇場公演でも主演者の相手役を務めるなど、大舞台の経験豊富な潤は「諏訪さんをお隣で支えなきゃという気持ちもありつつ、でも結局は引っ張ってもらってばかりでした」と、はにかんだ。

 東京宝塚劇場では3月5日に上演される。

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