【ソフトバンク】柳田の目には、常人には見えない「何か」が見えている!?

ソフトバンク・柳田
ソフトバンク・柳田

 時に本気なのか、冗談なのかが分からなくなる。ソフトバンク・柳田悠岐外野手(31)には、常人の記者には見えていない「何か」が、見えているのかも知れない。プロ入り2年目の12年からの付き合いになるが、いつも飾らない“ぶっちゃけトーク”で楽しませてくれる。福岡市内で先日行われたイベントでも、ファンを喜ばせていた。

 開口一番、「ハナキン(花の金曜日)なのに、こんなに集まってくれて。みなさん、他に用事ないんですか?」と始まったトークショー。昨年まで2年間務めた選手会長についての話題で、「このへんに、何かいましたもん」と頭の後方を指さした。「鏡見たら、『また、おるわ』と。僕には見えてました。今はいなくなりました」と、真顔で“霊的”な話をしたかと思えば、正月のおみくじは2度も引いたといい出した。結果は微妙な「小吉と中吉」。しかし昨年は4月に左膝裏の腱(けん)を断裂。復帰後もオフに手術することになるほど苦しんだ右肘痛を抱えたため、「昨年は大吉だったので、今年は良かったかな」と喜んだ。

 柳田は、この手のオカルト的な話が好きだ。ヒーローになった際、「運が良かった」「野球の神様」などと発言することが多い。とは言え、すべてを運や神に委ねている訳ではない。

 週に6試合、年間143試合も戦うプロ野球で、柳田はチームの主軸を任され、勝敗の責任を負う立場だ。打つために練習、準備をしても結果が出ない時もある―。打率3割で一流とされる打者としてある種の「割り切り」をするために、行き着いた“境地”だと聞いたことがある。「甘いボール(柳田の場合、そのゾーンが広いが)しか打てない」が持論。その「運」「神様」=「甘いボール」を引き寄せるため、日々の努力を惜しまない。

 昨年の故障で、海外FA権の取得が1年先延ばしになったことを「運命」と受け入れ、メジャー挑戦の夢を諦めて今年からの7年契約を結んだ。「生涯タカ」を決断した柳田。仮にメジャーに挑戦した場合、通訳を介して“ギータ節”の魅力は伝わりにくかっただろう。今後も独特の話術で、日本球界を沸かせて欲しい。

(記者コラム・戸田 和彦)

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